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2013.10.03

9/14 「二宮・竹の里」活動だより

9月14日(土曜日) 地元ミカン栽培農家への支援活動として、

「ミカンの摘果作業」を行いました。

当地二宮は、温暖な気候に恵まれて、
かつてはミカンの栽培が盛んに行われていた地域です。

しかし、農産品の輸入自由化や生産過剰、若い人の嗜好の変化に伴って価格が低迷した結果、

経営収支の悪化と働き手の高齢化もあいまって、近年は活動が衰退気味です。


そんな中、私達はフィールドに隣接したミカン畑において、

ミカン生産の支援を行っています。



これも本来の竹林/雑木林のいわゆる里山維持管理活動の一環としてとらえております。


これは儲けには全くつながりませんが、楽しく、美味しくいただければと感じています!

さて、ミカンは5月中旬の開花を経て、実が少しずつ膨らんでどんどん成長まっさかりです。
しかし、ミカンの花はほとんどが受粉/結実するので、ひと枝に多く実ってしまいます。


このことは、養分や水分が不足して全体が小さい粒になってしまうため、

まだ未熟な実の時期、7月~8月頃には人の手によって「摘果」を行なう必要があります。


私達は、作業日当日、皆で剪定ハサミを使ってできる限り摘果しましたが、


あまりにも膨大な数で一日ではやり終えないほどでした。



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(写真は10月初旬のミカンの状態。摘果が済んだこの木は大きな粒になっています。)



2 3
(摘果作業風景と青摘みミカン)



さて、本来、捨てるしかなかったこの時期の未熟の摘果ミカンは、


ある縁から地元の地域活性化活動のリーダーJiさん(聚会員でもあります。)から


「青摘みミカン」の利活用法について知りました。




採取した青摘みミカンは夫々が好きなだけ持って帰り、生ジュースにして飲んだり、


カボスやスダチの代わりに搾り汁にして料理に使うなどなど・・・・。

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(写真は、先般フィールドにて青摘みミカンの搾り汁をかけて食べた炭火の塩焼き秋刀魚。



ほんのりと甘酸っぱく香るミカンの味が格別でした。


これからはこの青ミカンはどんどん成長し、日を浴びて黄色く色づきます。

11月末には収穫可となり甘いが酸味がしっかりしているミカンになります。
(品種は藤中というものです。)



今年は11月24日(日曜日)がミカン収穫支援の作業日ですので

ミカン収穫作業を体験したいと思う方はこの機会にぜひご参加ください。

(ただし、募集人員は30名程度で参加費500円/人。

なお、収穫したミカンは好きなだけお持ち帰りいただけます。)





以下には「蜜柑」に関する蘊蓄と話題/二宮町の紹介を・・・




(前述Jiさんの制作した地元紹介パンフ:「Walk Walk(ワクワク)マップ」を参考)



①日本神話の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の妃の弟橘姫(オトタチバナヒメ)のこと。

日本武尊が東征のおり、走水海(ハシリミズノウミ;東京湾の三浦と房総との間)を渡ろうとした際、

海神によって海の行く手を遮られた時に彼女は、自らが人身御供として入水、

波を鎮め夫の難を救ったとの話があります。

この妃の櫛や袖が当地、二宮の海岸に流れ着き、その櫛を山頂に埋めて祀ったのが

当地の「吾妻神社」。この日本武尊と妃との固い絆で結ばれた永遠の愛・・の話から

現在は縁結びの神社といわれている人気スポットです。


さて、この名前にある「橘(タチバナ)」とは「蜜柑」の一種のことで、

神話ではこれを非時香木実(ときじくのかぐのこのみ)」と称しています。

一方、「蜜柑」はその香しい香りと常緑の、しかも冬にも実をつけることから珍重され、

不老長寿の象徴でもあるとされています。



神話では垂仁天皇に「橘」を取ってくるよう命じられた田道間守(タヂマモリ)が、

理想郷の「常世の国」に出かけて探してくるのですが・・・・、

当地二宮は日照時間が長く降水量も多くない温暖な気候から「湘南のリビエラ」(避寒地)、

恵まれた自然環境から「健康長寿の里」と呼ばれるなど、

まさに理想の土地でありましょうか。


このように、二宮は蜜柑と大変関係深くミカンのイメージどおり明るく健康・長寿・安心等が


コンセプトの町となっています。





②「青摘みミカン」の皮や搾り汁などを使った美味しい二宮町のお店のこと。

二宮駅前のある喫茶店では、

青摘みミカンの生ジュースをソーダ水と割って新たなドリンクを提供中。

また、パン屋さんやお菓子屋さん等でもパンやケーキに青摘みミカンや

完熟ミカンの皮の粉末等を練り込んでの新商品。


カジュアルフレンチ料理店では食材に取り入れて個性的な創作料理を出してくれるとのこと、

さらに、京風料理店では酢と混ぜて「マイルドな酢」を使って新しいお寿司の味を創作しています。

Photo Photo_2
(カジュアルフレンチの料理)
 ① 天然真鯛のカルパッチョに青摘みミカンこしょうを添えて
 ② 秦野角田牛のステーキに青摘みミカンバターを添えて




また、青摘みミカンの「ドレッシング」。

小規模ながら工場生産されていて、ミカン生産農家の方や商店主の皆さん達の創意工夫によって

新たな味作りがなされています。

少しずつですが町おこしに貢献しているようです。東京から70kmしか離れていない「田舎!」で、


「里海と里山が一緒に味わえるふるさと」、

あるいは「リトルへブン・・」のイメージがピッタリのこの町に一度訪れてみてください。




③ホワイトリカーに漬けた果実酒の話。

写真は拙宅で本日仕込んだ果実酒です。

蜜柑は極めて早く漬かるのですぐ飲めるようになります。

ただし、香りよく思いのほか美味しい!のでたった一杯では止められなく恐れあり、要注意!

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④育毛剤や健康サプリメント/化粧品の話。


老いも若きも男も女も気になるのが頭髪の量や色と艶。

netによれば、この「青摘みミカン」のエキスを配合した育毛剤が販売されています。

眉唾もの!?かもしれませんが、しかし、蜜柑は神話に出てくる

不老長寿の霊験あらたかな果物。神(髪)にもすがりたい方はお試しあれ!


また、赤ワインで有名な化学物質の「ポリフェノール」。

青摘みミカンにもポリフェノールの一種である「ヘスペリジン(ビタミンP)」が多く含有とのこと

体に良さそうですが効果のほどは個人差によるようですので・・・・。                





                             (二宮 磯川記)

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