二宮竹の里 活動だより 11月24日
二宮竹の里 活動だより 活動日:11月24日
当WGの主活動は、竹林/雑木林の維持管理ですが、
ある地元の農家の方のミカンの生産支援も活動の一つにしています。
先月は「青ミカン摘果作業」についてお知らせしましたが、
今月は「ミカン収穫作業」について。
ミカンは夏頃に摘果を行ないますが、多く摘果すれば大粒のミカンができ、
摘果をそれほど行なわなければ全体に小粒のミカンがたくさんなります。
今年は表年でもあり咲いた花の数も多かったため全体にたくさん成りました。
また、今年は全国的に極めて暑い夏(41℃を観測した地点もあり。)を
経ましたが、11月になると一転、急に寒気が襲うなど異常な気候でした。
しかし、この寒暖の差が果物には良い影響を与え糖度が増したようです。
良い美味しいミカンができたと手前味噌ながら感じます。
さて、当日は農作業にはうってつけの小春日和の暖かい日です。
参加メンバー、9人は剪定ハサミを手にしてミカン畑に集結、
たくさん成っている黄金色のミカンを前に気を奮い立たせて、
「イザ、採取開始!・・・・」。
ミカンの採取にあたっては、「二度切り」という、
ミカンのヘタの所に残った果柄の突起を
再度ハサミを入れて平滑にすることが肝要です。
これにより他のミカンの外皮に傷をつけなくさせるのです。
さらに、高級なミカンを取り扱う場合は、
人の爪で外皮を傷つけないようにと手袋をして扱うようです。
今回、我らはそこまで気を使いませんでしたが、
「収穫」とは購入者/消費者の側に立って行うことが重要と感じます。
今回、3本の木を行いましたが、
これだけでもたくさんありすぎて採取作業は大変な労働です。
採れども採れどもなかなか減りません。
高いところにあるものは枝に登って採りました。
ようやく午前中に予定分が完了、全部で約300kgほどになりました。
なお、「木守り(きまもり)」と称す、
全部採ってしまわず1,2個残しておいて
翌年また、たくさんの果実が成るようにとの願いの
「お・ま・じ・な・い」を仕組むことも、
いっぱしの生産者きどりの我らには必要なこととしています。
これは結果して野鳥の餌にもなりますので、
共存共栄のための「プ・レ・ゼ・ン・ト」です。
さて、今度は運搬がまた一苦労。
人力で担いで下りるには老体の我らにはしんどい。
結局車で運びましたが積むためにも1袋15kg程度にして
小運搬しなければなりません。腰や腕が痛くなりました。
これではなるほど、本当の高齢者の方々では続けられないという
過酷な3K仕事であることが理解できます。
しかし、苦労の甲斐あって・・・・。
「甘い!+酸っぱい!=おいしい!!」の何か懐かしい
オーソドックスな味でビタミンCたっぷり
栄養価の高い二宮ミカンが誕生しました。
自然から、太陽から倍返しでいただきました。
本当に感謝です!!ゆえに万歳!!、おめでとう!!、 Congratulation!!
各人、帰りにはリュックサックがパンパンになるまで詰め込んで、
担ぐとヨロヨロとしながらも我慢して家路につきましたとさ。(磯川 記)
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