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2014.06.25

6月14日、子どもワクワクプロジェクト『お庭でホタルが光ります(昭島)』を開催しました!

昨年に引き続いての開催となりました。


集合場所の昭島駅では、早速GSの井上さんから面白いお話が。

開催地のある昭島市では、昔、

ヒゲクジラの仲間の化石がほぼ完全な形で発見されたようです。

そのクジラは「アキシマクジラ」と命名されたようです。


井上さんが手に持っているものは、「クジラひげ」の標本で、

歯をもたないヒゲクジラの仲間はこのクジラひげを使って、

プランクトン等をこしとって食べているそうです。

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そんな“クジラのまち”の昭島市では、マンホールもクジラのデザイン。

子どもたちみんなでクジラのマンホールの数を数えながら、いざ、ホタルの見られるお庭へ。

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今年も、西川さんの素敵なお庭へお邪魔しました。

西川さんは、地下水100%の昭島のきれいな水をつかって、

ホタルの保護活動をされている方です。

ホタルは、まるで時計を持っているかのように、

19時30分頃から一斉に発光し始めるとのこと。


時間まで、せっかくの素敵なお庭なので、葉っぱを使って遊んだり、

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井上さんからホタルのお話を聞いたり、

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お宅にお邪魔して、西川さんのお話を伺ったり、

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楽しい音楽会で、お話や歌を聞かせていただいたりしました。

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音楽会の前に、井上さんからこんなお話がありました。


「ホタルは自然の中で生きているので、必ず見られるとは限りません。

だからといって、他の場所から連れてきて見るようなことはしたくありません。

でも、せっかくみんなで集まったので、もしホタルが見られなかったとしても、

音楽会を楽しんで帰ってもらいたいです。」


このお話に、とても感動しました。

もしホタルを連れてきたら、その場所では増えるかもしれませんが、

元の場所からはホタルは減ってしまいます。

さらに、連れてきた場所でホタルが上手に生活できるとは限りません。


当たり前かもしれませんが、とても大切なことです。

子どもたちにもしっかり受け止めてほしいなと思いました。



さて、いよいよ夜になりました。

ホタルはというと・・・

ちらほらと光っているのを観察することができました。


子どもたちは大興奮!

ホタルを傷つけてしまわないように、そっと手の中に入れたり、

お母さんに見せに行ったりと、嬉しい気持ちが伝わってきました。


その素朴で優しい光に、大人の皆さんも心を躍らせていました。


残念ながら、今年の写真はないのですが、

昨年はこのような光景を撮影することができました。

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(2013年7月7日撮影)



素朴で優しい光。

そして、儚く貴重な光。


今回参加してくれた子どもたちにも、この貴重な体験を忘れず、

これからも自然を大切にできる大人になってほしいと思いました。

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