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2014年8月

2014.08.25

小菅村 空と川のどっぷりキャンプ

前田建設工業㈱、NPO法人多摩源流こすげ、多摩川源流大学、東京農業大学との企画で

8月11日~12日の一泊二日、小菅村へキャンプに行きました。

参加者は小学校2年生~6年生までの20名の子どもたちです。

年齢も学校も違う子どもたちが初めて出会い、初めて経験するキャンプ。

きっと前日までワクワク・ドキドキしていたのだろうと思います。


直前まで台風の影響を心配していましたが、なんとか天気は回復し、

中止にならずにキャンプができたことを本当に嬉しく思います。



一日目、お昼前に奥多摩駅に到着した子どもたちは元気いっぱい!

全員がウキウキした顔をしていてホッとしました。

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車に乗り、向かったのは山のふるさと村。

昼食に蕎麦をたくさん食べて、ビジターセンターで遊びました。

スタッフさんに質問攻めをする子、まつぼっくりタワーに夢中になる子、

展示物を全部見て回る子…めいっぱい遊ぶ姿がありました。

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そしていよいよキャンプをする源流大学へ移動しました。

荷物を下ろしてから、オリエンテーションを行いました。

スタッフの紹介では、子どもたちがスタッフひとりひとりのあだ名を決めてくれました。

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アイスブレイクで子どもだけでなくスタッフとも仲良くなった後、

テントの立て方講習を行いました。

暑い日が射す時間帯でしたが、みんな一生懸命説明を聞いていました。


説明を聞いたら、自分達が眠るテントをグループごとに協力して立てました。

すっぽり5人が眠れる大きなテントは、組み立てるのが少し難しくて力もいります。

スタッフとも協力しながら、5つのテントを立てることができました。

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その後、夜に行う天体観測のために天体望遠鏡と星座早見盤の使い方講習を行いました。

大きな天体望遠鏡を見るのは初めての子が多く、興味津々の様子でした。

星座早見盤の使い方をもう学校で習った上級生の子が、下級生の子に教える姿があり、

学年が異なる集団の中での子どもの成長の様子が垣間見えました。


そして夕食準備に取り掛かりました。

火をおこす、材料を切る、ヤマメの下準備などの仕事をグループごとに行いました。

普段お家でお手伝いをしている子もそうでない子も、

指示を聞きながら一生懸命取り組んでいました。

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夕食の準備が整ったら、みんなで温泉に向かいました。

大人数で一緒にお風呂に入るのは楽しくて、気持ち良くて、

朝から元気いっぱい動いて疲れていた体がさっぱりしました。


温泉から帰ると、待ちに待った夕食の時間です。

メニューは、小菅村のヤマメの塩焼きと、野菜たっぷりのカレーです。

ヤマメの塩焼きは、ふかふかの身が詰まっていてとても美味しかったです。

ひとり一匹ずつ、美味しく頂きました。
 

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おやつでとろとろの焼きマシュマロを食べた後は、

天体観測のため、少し離れた広場へと向かいました。

雨は降っていませんでしたがあいにくの曇り空で、

残念ながら星を見ることはできませんでした。


でも懐中電灯も全部消した真っ暗な広場で、数分間だけじっと静かにしていると…

それまで気付かなかった色々な音や気配が感じられました。

最初はざわざわ騒いでいた子たちも、

その音や気配に気付くと一生懸命耳をすます様子がありました。


テントに戻り、明日に備えて早めに寝ました。

真っ暗なテントの中で子どもたちだけで眠るのはなんだかドキドキ。

眠るまでは、どんなお話をしていたのでしょうか…?



二日目は、朝6:30に起床をしました。

「おはようございます」という元気なあいさつが清々しかったです。


朝食は、自分の好きな具を選んで作るサンドイッチでした。

スタッフが準備をしていると手伝ってくれる子がいて、とても助かりました。

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お腹いっぱい食べた後は、好きな具を選んで昼食のおにぎりを自分で作りました。

自分の分を作った後に、スタッフの分も作ってくれる子たちがいました。

好きな具は何かを聞いたり、大きさを工夫したり、

スタッフのために考えてくれている姿が嬉しかったです。


楽しみにしていた源流体験でしたが、この日は朝からあいにくの雨。

その後雨は降ったり止んだりでしたが、

川が増水していたので源流体験は残念ながら中止になりました。


その代わりに、近くの川でめいっぱい川遊びをしました。

魚を見つけたり、石を並べてダムを作ったり、少し深い所へ飛び込んでみたり、

上流に向かってずんずん歩いて行ったり、小さな生き物たちを探したり…

子どもたちは自分たちで楽しいことを見つけて、元気いっぱい遊んでいました。

少し疲れたら足湯に浸かって休憩しながら、時間いっぱい遊んでいました。

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川遊びで疲れた体を気持ちの良い温泉で癒し、

昼食に自分で作ったおにぎりを食べたら、いよいよ帰る時間です。

お迎えのバスが来るまでに忘れ物のないように確認をして、

それぞれのお家へ帰っていきました。

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この2日間めいっぱい遊んで動いて、疲れていただろうと思いますが、

バスの窓から最後まで元気よく「バイバイ」と言ってくれた姿がとても嬉しかったです。

何人もの子どもたちから、「楽しかった」「来年もまた来たい!」と何度も言われました。

なによりも嬉しい言葉です。


子どもたちは大きなけがもなく、めいっぱい元気よく遊んでくれました。

きっとこの2日間で成長した部分がみんなあると思います。

このキャンプでの色んな出来事を、家族や友だちににたくさん伝えて欲しいです。

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最後になりましたが、今回のキャンプで関わったすべての皆さま、お疲れさまでした。

とても充実した2日間だったのではないかと思います。ありがとうございました!


(インターン生 大橋なっち)




小菅村 空と川のどっぷりキャンプ

【主催】前田建設工業(株)  http://www.maeda.co.jp/

【企画】樹木・環境ネットワーク協会

     NPO法人 多摩源流こすげ http://npokosuge.jp/
      東京農業大学 多摩川源流大学プロジェクト http://genryudaigaku.com/

【協力】山梨県小菅村

2014.08.08

二宮竹の里 活動だより『流しそうめん』

活動日:7月23日

気温35℃を超える猛暑日。青竹の樋に流れ下るそうめんを

青竹の箸ですくってすする・・・。まさに夏の風物詩、いいですね日本の風景!・・・。

冷たい水が顔にかかり涼風が通り抜ける。心底から夏の一日を楽しみました。

これはそんな湘南のリトルヘブン、

二宮竹の里「健康長寿流しそうめん」イベントの美味しい報告である。

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(1)前準備

前日、テラス中央の会場予定場所に水道施設の接続延伸、

樋を仕掛ける受け台の設置

さらにこのイベントの最高の傑作:大型鹿威し(おおがたししおどし)が現れました。

これらの施設を当日朝から作ったのでは製作時間が足りない、

樋を作る太い竹も前日までに切り出しておけば安心。

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(2)当日の最終組み立て/調整

a)樋、鹿威しの仕掛け

朝のミーティング後、早速、樋の竹割や最終組立、

鹿威しの最終調整が始まりました。樋の竹を割る人、節を削る人など。

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ここ、二宮流の樋は上下2段の、かつ右下がり・左下がりの樋。

その仲を取り持つのが大型鹿威し。写真を見ればわかるが、

水・そうめんがうまくポケットに溜まり、下の樋に流すのだ。

そのため鹿威しの調整に時間がかかるのがネックである。

今年もまたまた難儀しました。

今年の原因は受け台の土中埋込み部が緩いため傾いてしまい、

上を合わせれば下がずれてしまう・・・・の繰り返し。

結局、斜竹を打ち込んで強制的に固定化しやっと完成です。

この作業、時間も気になりながらですので、汗と冷や汗ともう限界近く・・・。

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樋に水を流す試運転状況はyoutybeにアップしました。

https://www.youtube.com/user/isomidori/videos

MVI3685をどうぞ。




b)竹食器の製作

ほかの手すきの人は、竹椀・竹箸の製作に取り掛かりました。

竹椀は太い竹であまり深くならないように天地をよく見て切断し

逆竹にならないように注意です。

箸の製作にあたっては少し時間をかけて丁寧に製作することとし、

食い先は舌の感触が良いように先をだんだん細く丸く削ること、

持ち代は指の感触が良いように角を削り変形8角形にすることなどなど。

長さは概ね21cm。良い箸が出来上がりました。



(3)湯沸し、そうめん茹で、薬味刻み、差し入れのおつまみ並べ

装置が完了したので次はいよいよ鍋にて湯沸し→そうめん茹でです。

そうめんは有名な「揖保の糸」。10束ずつ(500g)茹でました。

茹で時間は概ね2分半。状況を見て茹でに入ります。

その間に、薬味(細ネギ、ミョウガ、生姜。

ミョウガはフィールドの物置の裏に生えてきたものも利用)の刻み、

つゆを椀に入れて待ちます。

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また、おつまみは差し入れのものが並べられ、

「みやじ豚のしゃぶしゃぶ」

青摘みミカンジュースの入った「ところてん」や青摘みミカンの「ジュース」。

また、なんと!!「夕張メロン」のフルーツまで・・・。ごちそうさまです。

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(4)そうめん流し、ミニトマト流し

さあ、準備が整ったところで早速、「流しそうめん」のスタート。

随時、差し入れのミニトマトも流しました。箸でつまめるかな??

色のついた「ひやむぎ」も流してみました。

そうめんとひやむぎの違いは??のクイズまがいの話で盛り上がったところです。

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流しそうめんの状況はyoutubeで。

https://www.youtube.com/user/isomidori/videos

MVI3686をどうぞ。



(5)尺八演奏 ミニコンサート

食べ終わった後はおなかもいっぱい、少し腹ごなしのまったり時間が欲しい・・・。

これで3年目(3回目)となる餃子専門店のマスター Y氏にお願いしての尺八演奏会。

我らも還暦過ぎのメンバーが多いことも勘案してくれて美空ひばりの「みだれ髪」、

八代亜紀の「舟歌」などなど。Y氏は人の前で演奏することでトレーニングになる・・・

との謙遜したお話でしたがどうしてどうして素晴らしい演奏をありがとうございました。

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尺八演奏の状況はyoutubeで。

https://www.youtube.com/user/isomidori/videos

MVI3687、3688をどうぞ。


暑い夏の日でしたが、健康に楽しく皆と楽しめました。

以上(作成 磯川)

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2014.08.05

夏休み企画「おぐらの森であそぼう!」開催

8月2日(土)、千葉おぐらの森にて、

今年もパラッツォ東京プラザグループの皆様とイベントを主催しました。


参加者は、パラッツォ東京プラザの社員さんやご家族、

さらに、一般公募でお申込みいただいたご家族の皆さんです。


今回も『森づくり体験』『木工やクラフト』『森の生きもの探し』と、

おぐらの森を満喫するプログラムが盛り沢山です。


まず、アイスブレイクの“葉っぱじゃんけん”で、

色々な葉っぱを観察しながら、森を楽しむ準備をします。


その後、リーダーさんがチェーンソーを使って、スギの木を伐採します。

木の上の方にあらかじめ張ったロープを参加者みんなで引っ張って、

安全な方向に確実に木を倒します。

大きな木が倒れた時は、その迫力に圧倒され、

参加者から拍手が起こりました。

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それから、みんなで協力して倒れた木の枝払いを行い、

木に座ったりしながら、森づくりのお話を聞きます。

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その後、大人班と親子班に分かれて、

大人班は『森づくり体験』の“ササ刈り”や、

『木工やクラフト体験』の“靴ベラづくり”を行います。

大人の皆さんも作業に夢中で、

特に木工では、次々に素敵な作品が完成していました。

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親子班は、『森の生きもの探し』をしながら“ネイチャービンゴ”を行います。

虫、花、においがあるもの、お気に入りの生きもの

などの項目が書いてあるビンゴシートを持って、森の生きものを探しに行きます。

「色々な虫がいたよ!」

「お花が見つからないよー!」

「お気に入りの生きものはカブトムシ!」

「木からハチミツのようなにおいがしたよ!」

などなど、沢山の生きものを見つけてきてくれました。

みんな、色々な生きものとの出会いが嬉しかったらしく、

ネイチャービンゴを楽しんでいました。

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また、作業中にホソアシナガバチの巣が見つかりました。

成虫、蛹、幼虫、巣と、色々な状態を観察することができました。

夏から秋にかけては、ハチが攻撃的になる季節なので、

野外活動では十分に気をつけなければいけませんね。

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昼食休憩をはさみ、午後、

大人班は引き続き交替で森づくり作業や木工体験を行い、

親子班は竹で水鉄砲や笛を作ります。

親子で協力して、立派な水鉄砲が完成していました。

即興で作ったコップの的を倒したりして遊んでいました。

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また、作業場所の傍らに、

リーダーさんが作ってくれたブランコやロープウェイで

子どもたちが本当に楽しそうに遊んでいました。

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今回のイベントは「おぐらの森であそぼう!」。

そのねらい通り、思いっきり遊んでいる姿が

おぐらの森のあちらこちらで見られました。


また、木の伐採やササ刈りを行ったことで、森がまた少し明るくなっていました。


風もあまり吹かず、大変暑い中でのイベントでしたが、

笑顔や笑い声がいっぱい溢れる中で無事に終えることができました。

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自然の中には楽しいことが沢山あります。

こうして森の中でみんなで遊ぶという楽しみを、

もっと広げていきたいと思いました。


イベントにご協力して下さった皆さま、

ご参加下さった皆さま、

ありがとうございました。



また、千葉おぐらの森では、月2回、

森づくりボランティア活動を行っております。

人と多様な生物が暮らせる森づくりに、参加してみませんか。

どうぞよろしくお願いします。

http://www.shu.or.jp/protect/field_ogura/field.html

二宮竹の里活動だより『スズメバチの巣駆除奮戦記』

活動日:7月23日

これはフィールド活動の一環として、

ミカン畑のミカンの木にあった「コガタスズメバチ」の巣を駆除した時の報告である。


(1) スズメバチの巣の発見

7月20日(日曜日)にミカン畑の草刈を実施した。

6月末にも実施したのだが日当たりのよい個所は1ヶ月たたないうちに丈が伸びてきて、

特につる性の雑草(カラスウリ、ヒヨドリジョウゴ、クズ、キヅタなど)が

ミカンの枝や幹に這い登る。

刈払機で行うものの幹の近くは手鎌で丁寧に草を取るため、

木の下にしゃがみこんで行う。かなりきつい作業だ。

横に伸びている枝に頭をぶつけないようにヒョイと頭上を見上げると

枯れた草の塊のような物体を発見。

「ウワーァッ!!」・・・・・

小さいが見覚えのある物体だ・・・。

四つん這いで脱兎のように逃げたが、

心臓がドキドキ。汗(冷や汗か)もドッと流れてきたほどで、

びっくり仰天パニックで死んでしまいそうだった。


気持ちが少し落ち着いてきたので離れたところで改めて確認したところ

まだ小さいがあの文様から間違いない。「スズメバチ」の巣だ。

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その日は草刈作業のやる気は失せてしまったのは言うまでもない。

まさか、自分に関係するミカンの木にあったのは驚いた。


(2) 駆除作戦

ミカン畑が立ち入り禁止になってしまうと今後の草刈や8月に行う摘果作業ができなくなる。

11月末の収穫さえおぼつかなくなる。

そこで、「駆除!」と結論をだしたが問題はそのやり方だ。


実は筆者は、昨年夏に「共存の森ネットワーク 関東」の活動

(千葉県市原市創造の森のフィールド)での参加のおり、

広場の茅葺屋根の四阿の梁にあった「コガタスズメバチ」の巣を駆除した経験がある。

学生たちの協力も得て高さ4mほどの梁によじ登って

殺虫スプレーを巣の穴の中に噴霧、駆除したのだ。

この時には、厚手の作業着、かつ厚手の雨合羽、皮の手袋。

頭部は安全帽をかぶりさらにナイロンの防虫ネットを

袋状にして被って肌を露出させない服装にした。


一方、それにしてもあの巣の1m近くを数回往復したし、

その際、出っ張っていて歩きにくかった枝をノコギリで切り落とす等の作業を行ったのだが、

襲ってこなかった。まさに「知らぬが仏」とはこのことだと変な感心をしたものだ。

何故だろうか??

考えてみるに、当日(20日)は当初晴れていたが、

急に太陽が陰ってきて時々小雨が降ってきた日だ。

蜂は雨が降る時の予知能力があるのだろうか。

むやみに外に出て羽を濡らしたら命にかかわると考えたのかもしれない。


たしか、千葉県の時も雨が降りそうな天気で蜂がおとなしかったことを思い出す。

コガタスズメバチの習性・性質かもしれぬ。


(3) 23日に駆除決行

事前に殺虫スプレーを2本購入した。

30秒ほど噴霧できる能力があるが不足して失敗したくないと考えて、

「2丁拳銃」型で突撃することとした。

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闘う前の緊張感はだんだん増大する。

アドレナリンが分泌されてきたのか、着替えている時も心臓が高鳴り

少し興奮気味の自分がいる。


さらに用心のため雨合羽を2枚も着込んでいるから汗も噴き出してくる。

先の戦争においても若い学徒軍人や、

戦国時代の雑兵侍たちの突撃命令前の心理がわかったような気がした。

突入!!

はじめは7,8mのところでいったん様子を窺うが敵の動きは無い。

もう少し近づいて3,4mところまで行くと

巣の入口でずっとこちらを見ている一匹の蜂が見える。監視兵か?

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突然、当方目がけて、スーッと飛んできた。速い。

あっという間に飛んできたので身構えたのだが筆者の上を抜けて飛んで行った。

襲ってきたのではなかった。

「今だッ!!」と、こちらも素早く走って行って巣に吹きかける。

しかし、スプレーの霧で巣の場所を見失う羽目に。

一旦ストップして退却した。

しかし、敵の動きを見ると大量の蜂が穴から出てくるような気配が全くない。

そこで再度、巣の位置と出入口の穴を再確認して突入。

今度は十分に穴の中に噴霧した。勝利!!

着替えから作戦完了まで意外にも約1時間も経過していた。疲れた!!




(4)戦い済んで

a)戦利品

少し離れて観察していたところ、数匹の蜂が「狩り」から帰ってきたのだろうか・・。

巣の異変に気が付き周囲をブンブン飛んでいる。

女王蜂の行方を捜しているのだろうか・・・・。

少し可哀想な気になってきた。

蜂達は数分飛んでいたがそのうちどこかに飛んで行ってしまったが、

あるいは、殺虫成分に触れて死んだのかもしれない。

女王蜂や家族を失ったはぐれ蜂は間もなく野垂れ死にするだろう。


筆者は安全な状況になったことを確信して、

巣球をミカンの枝ごと切りとり戦利品とした。

10cmほどのソフトボール大である。(下写真)

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筆者は、暑さと殺虫スプレーのガスを吸い込んだせいか、

少し気分が悪くなってきたので早々に退散することとした。

が、蜂の同定のために死骸を持って帰ることとし、

木の下を捜したところ大きめの蜂が見つかったのでこれを袋に入れて持ち帰った。



b)蜂の同定

下のテラスで休憩がてら蜂を同定。

スマートフォンでスズメバチを検索して、巣の文様、顔の文様や色を比較した。

どうも巣球が小さいし、蜂も大人しいのでうすうす感じてはいたが、

「キイロスズメバチ」ではなく「コガタスズメバチ」であることが判明。



数年前、この畑に近く、大ケヤキの高い枝に「キイロスズメバチ」が

直径40cmほどの巣を作っていたが、その時は本当にビクビクしながら

下を通過していたものだ。

巣があったミカンの枝は直径5mm程度のものであったので、

これはそれほど大きな巣にはならないことを示していたのだ。



話が逸れるが、筆者は最近携帯電話をスマートフォンに替えた。

電車の中で各種検索できるし筆者の好きな演歌もyoutubeで視聴できる・・・。

それよりも何よりもこのようなフィールドであってもパソコンで検索するものと

同じ環境があることがこの上もなく嬉しい。


以前はスマホは金がかかるしマナーをわきまえない若者が多いので

苦々しく思っていたのだが、「使い方を誤らなければ何と便利な道具よ!」と、

諸手を挙げて賛成派に変わった自分がここにいる。


さて、話を戻そう。巣の中からも働き蜂の死骸が出てきたので、

回収してきた大きな蜂と比較したところ、

体長や太さに大きな差がありこれはどうも女王蜂であるようだ。

スズメバチといえば10mmほどのぶっとい針が衣服を貫通して到達させるとの

恐ろしいイメージでいたのだが、この女王蜂は3mmほどの小さい細い針が

尻から可愛く出ているだけであった。

(下左写真は女王蜂。下右写真は、左の一回り小さな働き蜂と比較すると大きさがわかる。)

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c)巣の中の蜂の子(蛆虫)

スプレーガスで成虫たちは死んだが、中の蜂の子は効かないようだ。

元気よく蠢いている。(下写真)

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なお、巣の外殻を取り去ってこの蠢いている様子を動画サイトyoutubeに投稿した。

https://www.youtube.com/user/isomidori/videos

MVI 3662をどうぞ。

(筆者の投稿ネーム 「山シャイン」でも検索可能。

当ブログの次号「イベント;そうめん流し」と同じ。)

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上写真のようにこの巣は一段だけの巣盤だったが蜂の子がたくさん成長中であった。

ほぼ成虫になる寸前のものから丸々太った幼虫まで64匹が数えられた。

まだ、ほかに卵の状態も数十個あった。

なお、この写真では女王蜂は十円玉の横の死骸。

その左横の成虫3匹の死骸は働き蜂である。

右上にある死骸はちょうど飛んできたので筆者に叩き落とされた「アシナガバチ」の

死骸である。比較してみると面白い。


(5)番外編 「オオスズメバチ」と「クロスズメバチ」

a)オオスズメバチの巣

昨年12月、当フィールドの竹林から「オオスズメバチ」の巣を掘り上げたので紹介する。

春、5cmほどの大きなスズメバチが重爆撃機のごとくの低音でフィールドを飛翔してきた。

刺されてはいけないように注意していたが、

筆者はある時偶然にも土の中に消えたのを目撃した。

(ここは以前、穴を掘ったものの、枝や葉で覆っただけで埋め戻さずにいて

空洞があったところで、筆者はよく覚えていた。)


暫くして、筆者が付近を通ると何匹かが付きまとうようになったので、

「これはやばい!!」と感じた。本当にあの辺に巣を作ってしまったのだ。

地中に巣を作るから「オオスズメバチ」だ。

クワバラ、クワバラ・・・。さわらぬ神にたたりなし・・・。

と夏~秋~冬まで放っておいた。

メンバーにも周知して付近は通行禁止に。


2013年12月15日、もう成虫はいないだろう時期になってから掘り出してみたところ、

案の定写真のような「オオスズメバチ」の巣が。

一番上段の巣盤は掘出し中に壊してしまったがそれでも残りの3段でも見事。(以下写真)

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ラッカーニスなどを塗って長期保管に耐えるようにしたいと考えている。



b)クロスズメバチ(ヘボ)

スズメバチも「人を殺傷させる程の強力な武器を持たなければ、

ミツバチの如く我ら人間とうまく共生できたものを・・・。」と

神のいたずらに無常を感じるのだが、

一方、同じスズメバチの種であっても、「クロスズメバチ」は共生というか、

人間にとって大いにありがたい蜂である。


筆者は岐阜県中津川市生まれ。

この地、あるいは周辺の長野県、愛知県などでも同じように

「クロスズメバチ」を「ヘボ」と呼んで、いわゆる「蜂の子」を獲る地域だ。

地中に作られたクロスズメバチ(ヘボ)の巣を見つけだし、

中の蜂の子(幼虫、蛆虫)を獲るのだが、

かつては貧しかった岐阜や長野の山村での貴重なタンパク源である。

近年、観光地でのお土産物店で「蜂の子」を買えば小さな瓶詰のものでも数千円もする。

筆者および家族はその後、静岡県御殿場市に転居し、筆者は少年時代を迎えるのだが・・。

御殿場の地で蜂の子を獲ることになるとは!!

父親や6歳も年上の兄らから伝授されたのである。

蜂の子の獲り方の概要は以下のとおり。


①トノサマカエルなどを捕まえてそのモモ肉を細い棒に絡みつけて、

田んぼの畔に刺しておく。

②クロスズメバチがそれを見つけると肉塊を口で切って巣に運ぼうとする。

その肉塊に我らが一仕掛けをする。

③母親からもらった少量の真綿
(昔は布団を家で打ち直していたので各家には必ずあった。)

を細く指で撚ってその肉塊に絡ませる。

長さは数センチである。

この時、クロスズメバチと指先に軽い接触があるのだが刺されることはなかった。

④働き蜂はその肉塊を咥えて帰巣が、

重いため数十メートルほど飛んでは木などに留まって休む。

我らはそれを見失しなわぬよう田んぼを突っ切りブッシュをかき分け

汗だくになって数キロを追跡していく。

途中、比較的大きな川(喜瀬川など)を渡られたらギブアップ、

諦めるしかないがそれでも遠回りして追跡した時になんと、

偶然にもまだ飛んでいて追いついたことがある。

この方向勘が当たった時は何とも嬉しかった記憶がある。

独りだけでは無理で友人や兄・その友人らの協力のたまものだ。


⑤働き蜂が穴の中に入るのを見届けると自分だけの目印を付けておいて

いったん家に戻る。花火(煙の出るもの)やセルロイド(燃焼が激しく煙も多く出る)は

もちろん、懐中電灯やスコップ、戦利品を入れる箱や袋を準備して出発する。

時季は夏終わりころから初秋にかけて遊んだような気がするが、

巣も大きくなるのがこの時期だから合っている。


⑥そして、夜になって(蜂は夜には動きが緩慢)花火に火を付け

穴の中に突っ込み十分燻す。頃合いを見て土を掘ると中からスズメバチ特有の

数段になった巣が現れる。

弱っている成虫を払い取り除き4,5段の巣盤だけをいただくのだ。

この時、女王蜂や働き蜂が間もなく死んでしまうことなど全く考えなかった。


⑦家に戻りピンセットでその幼虫を取り出し、

それを母親に炒ってもらって食べた。

本当にうまかったなと感じている。

栄養もたっぷりと思う。(山のミルクであろうか。)


⑧獲った時まだ巣が小さかったりした時は木の巣箱に巣ごと入れて

軒下の壁に掛けておく。

そうすると、けなげにも巣を再構築して増殖してくれる。

(再び頃合いを見て蜂の子をかすみ獲るから本当に悪い人間どもだ!)


c)雑感

このようにクロスズメバチ(ヘボ)には刺されても腫れ上がるようなことはなかったので、

人間とはうまく共生ができるようだ。

生業でやるにはいわゆる「養殖/養蜂」すれば苦労ないと思われるが、

実際はなかなかうまくいかないかもしれぬ。


Netによれば危険な「オオスズメバチ」、「キイロスズメバチ」などを管理養殖して、

これらの「蜂の子」を高く販売している例や、

キイロスズメバチの成虫を焼酎漬け(強精酒になるのか?)を高く販売している例がある。



(6)スズメバチの危険性

①刺されたら速やかに応急処置を行う。

あれば毒吸引器「ポイズンリムーバー」で蜂毒を吸引する。

無い場合は指で蜂毒を絞り出して水道水などで流すようにする。

応急処置で被害が軽くなるが、それでもだいぶ大きく腫れるようだ。

いずれにしろ、病院にて手当を受けなければならない。

したがって、イベントの主催者、リーダーたる者は常に悪い事態を頭に入れるほか、

消防署や病院への連絡、応急処置などが落着いて行動できるよう

トレーニングしておかなければならない。


②長期的には蜂毒によるアレルギー体質に転換してしまうので

二度目に刺されると、いわゆる「アナフィラキシーショック」で死亡することがあるので要注意。


③したがって一度刺された人はそれを常に頭に入れて、

「緊急補助治療医薬品」(商品名:エビペンなど)を常備するとともに、

周囲の人にも周知して、万が一、刺された場合は速やかに注射を打ってやる。

(15分~20分以内にともいわれており緊急を要すことである。)

このような時は救急車を待たずして皆でできる限りの応急処置をすることが肝要である。  


④スズメバチは突然、人を襲うのではなく、巣に異常に接近したり、

草刈/枝落としなどの破壊行為が近づくと警告行動を示す。

山に入るときは(公園などでも)ボーッとしていないで

周囲の状況変化をできるだけ早く気づくよう目や耳を働かせていることが肝要。


⑤スズメバチが近づいてきても手で払ったり叩いたりせず、

姿勢を低くして静かに行き過ぎるのを待つ。


⑥スズメバチのいるエリアでは極力白色の服装が良い。

香水や整髪剤などはつけないほうが良い、

缶ジュースの缶の飲み残し果汁が残っているとその中にいることもあるようだ。

覚えておきたい事項である。


⑦コガタスズメバチのようによほど巣に危害を加えるような事態(草刈/枝落とし)

にならないと襲ってこない大人しい蜂がいる反面、

地中に巣があり存在に全く気が付かず半径約3mの危険ゾーン内に立ち入ってしまうと

襲ってくるオオスズメバチなど、いろいろな危険があることを知って、

その状況に応じた行動をとれるように考えておくことが肝要。



いずれにしても、自然保護活動や植物/野鳥等の自然観察にあたっては

安全第一で楽しみたいものである。ご安全に!


以上 (作成 磯川)

2014.08.04

二宮竹の里 活動だより「タケノコ祭り」

活動日:6月14日 当フィールドは2002年に活動をスタートして今年で13年目。

この「タケノコ祭り」はこの梅雨時にあっても2回、雨で中止となったものの、

今年は第11回を数える長期継続のイベントである。

今年は5月末に30℃以上を記録するなど異常な初夏だったが、

6月に入るとようやく梅雨空に変わった。

したがって今度は天気を心配したが、

前日から梅雨明けのような上天気となり当日も再び31℃の真夏日となった。
以下にイベントの内容および竹の筍について記す。


(1) 会場設営

当日は暑くなるのでタープを張り日蔭を作ってこの下で料理を囲むこととした。

そのほか、周辺の草刈り、椅子やテーブル板の配置を行い準備を行った。


今回、新たなお客様が参加するので、

当グループの過去の活動状況を収めた「写真アルバム」や

活動中に制作した「竹紙ハガキ/栞」も展示して紹介することとした。


また、午後の時間に子どもたちに「竹細工」で楽しんでもらうべく

事前製作の「花いれ」と「ダックスフンド」も展示した。

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(2)タケノコ(真竹;マダケ)の採取

今年は2月の大雪でタケノコの出現が少し遅いようだったが、

幸いタケノコも順調に出現してくれた。

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(3) 今年のタケノコ料理

お椀や箸の食器は青竹で製作した。

採ってきたタケノコの外皮を剥く作業には、

初めての体験であろう子どもたちにも手伝ってもらった。

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タケノコの採れたてはえぐみが少なく米のとぎ汁などによる「あく抜き」は必要ないものの、

短時間のお湯による「下茹で」は行った。

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以下に当日の料理を記す。

<タケノコカレー>

タケノコ+カレー+みやじ豚肉+ジャガイモ+タマネギ+人参


<タケノコ鍋(竹筒)>

タケノコ+みやじ豚肉+シイタケ+モヤシ+ニンジン

太い竹の鍋に具材を詰め蓋をして竈の直火で煮る

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<タケノコ天ぷら>

タケノコ+玉ネギ+天ぷら粉

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<タケノコBBQ>

タケノコ、みやじ豚肉(ばら肉)、ジャガイモ、ズッキーニの鉄板焼き(レタス、湘南レッド添え)

<タケノコホイル焼き>

皮付きのままアルミホイルを巻いて竈の「直火」にぶち込んで蒸し焼きする。

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その他、岩船産コシヒカリを鍋で炊いて前述の「カレーライス」。

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また、「みやじ豚(ロース)」の軽く炙りステーキ。

*みやじ豚とは。:藤沢の養豚家の商標で横浜/湘南周辺では有名なブランド。

肉質が柔らかく適度な脂分がありきわめておいしい。

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上写真はパーティ中の一コマである。



(4)竹細工

パーティが盛り上がり午後の竹細工の部の時間が少なくなってしまった。

参加者からの強い希望もあり「竹細工」の指導方々を行った。

作品は細工が容易な「花入れ」を作ったが、

それを手渡すと大いに喜んでくれたものだ。(下写真)

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(5)タケノコ(筍)について

a)タケノコの概要

日本の主な竹にはモウソウチク(孟宗竹)、マダケ(マダケ)、ハチク(淡竹)がある。

タケノコが生えてくる時期には差がありモウソウチクは3月~4月頃、

マダケは6月初旬頃である。

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モウソウチクは地面に少しだけ先が出た頃のタケノコを採取(筍掘り)するが、

マダケは人の背丈ほども伸びたタケノコの先の方の0.5~1mほどの

柔らかいところを採取する。(上写真)


モウソウチクのタケノコの外皮には粗毛がびっしりあるが

マダケにはなくツルツルしているので利用しやすい。

昔はおにぎりやおかず等の包み紙の代用としても利用したものである。

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タケノコの生長は極めて早く、漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」から来ている

などの説もあるようだ。

まさに10日もすれば若竹になってしまうのだ。


そして2、3か月もすると立派な竹の姿で枝葉が茂り周辺の日照を阻害する厄介者になる。

この頃の若竹は茎も極めて硬く(木質化)、伐るにはノコギリやナタが必要となる。



b)タケノコを使って竹紙を作る

当グループでは2006年から竹の有効利用の一環として「竹紙」を作ってきた。

原料はまさにタケノコでこれの採取適切時期は「芒種」の頃(6月6日頃)。

もっともタケノコの生長には差があるので、高さ、太さ、硬さが適切なものを

選んで採取するが概ね下の写真のような枝が少し出ている程度までがよい。


竹紙製作の過程は当グループの「竹紙ハンドブック \500」に全て載っている。

下写真が完成した「竹紙」だが、「絵葉書」や「栞」に利用してみると

素朴な和紙の風情がすこぶる良い。

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以上  (作成 磯川)

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