二宮竹の里 活動だより「タケノコ祭り」
活動日:6月14日 当フィールドは2002年に活動をスタートして今年で13年目。
この「タケノコ祭り」はこの梅雨時にあっても2回、雨で中止となったものの、
今年は第11回を数える長期継続のイベントである。
今年は5月末に30℃以上を記録するなど異常な初夏だったが、
6月に入るとようやく梅雨空に変わった。
したがって今度は天気を心配したが、
前日から梅雨明けのような上天気となり当日も再び31℃の真夏日となった。
この「タケノコ祭り」はこの梅雨時にあっても2回、雨で中止となったものの、
今年は第11回を数える長期継続のイベントである。
今年は5月末に30℃以上を記録するなど異常な初夏だったが、
6月に入るとようやく梅雨空に変わった。
したがって今度は天気を心配したが、
前日から梅雨明けのような上天気となり当日も再び31℃の真夏日となった。
以下にイベントの内容および竹の筍について記す。
(1) 会場設営
当日は暑くなるのでタープを張り日蔭を作ってこの下で料理を囲むこととした。
そのほか、周辺の草刈り、椅子やテーブル板の配置を行い準備を行った。
今回、新たなお客様が参加するので、
当グループの過去の活動状況を収めた「写真アルバム」や
活動中に制作した「竹紙ハガキ/栞」も展示して紹介することとした。
また、午後の時間に子どもたちに「竹細工」で楽しんでもらうべく
事前製作の「花いれ」と「ダックスフンド」も展示した。
(2)タケノコ(真竹;マダケ)の採取
今年は2月の大雪でタケノコの出現が少し遅いようだったが、
幸いタケノコも順調に出現してくれた。
(3) 今年のタケノコ料理
お椀や箸の食器は青竹で製作した。
採ってきたタケノコの外皮を剥く作業には、
初めての体験であろう子どもたちにも手伝ってもらった。
タケノコの採れたてはえぐみが少なく米のとぎ汁などによる「あく抜き」は必要ないものの、
短時間のお湯による「下茹で」は行った。
以下に当日の料理を記す。
<タケノコカレー>
タケノコ+カレー+みやじ豚肉+ジャガイモ+タマネギ+人参
<タケノコ鍋(竹筒)>
タケノコ+みやじ豚肉+シイタケ+モヤシ+ニンジン
太い竹の鍋に具材を詰め蓋をして竈の直火で煮る
<タケノコ天ぷら>
タケノコ+玉ネギ+天ぷら粉
<タケノコBBQ>
タケノコ、みやじ豚肉(ばら肉)、ジャガイモ、ズッキーニの鉄板焼き(レタス、湘南レッド添え)
<タケノコホイル焼き>
皮付きのままアルミホイルを巻いて竈の「直火」にぶち込んで蒸し焼きする。
その他、岩船産コシヒカリを鍋で炊いて前述の「カレーライス」。
また、「みやじ豚(ロース)」の軽く炙りステーキ。
*みやじ豚とは。:藤沢の養豚家の商標で横浜/湘南周辺では有名なブランド。
肉質が柔らかく適度な脂分がありきわめておいしい。
上写真はパーティ中の一コマである。
(4)竹細工
パーティが盛り上がり午後の竹細工の部の時間が少なくなってしまった。
参加者からの強い希望もあり「竹細工」の指導方々を行った。
作品は細工が容易な「花入れ」を作ったが、
それを手渡すと大いに喜んでくれたものだ。(下写真)
(5)タケノコ(筍)について
a)タケノコの概要
日本の主な竹にはモウソウチク(孟宗竹)、マダケ(マダケ)、ハチク(淡竹)がある。
タケノコが生えてくる時期には差がありモウソウチクは3月~4月頃、
マダケは6月初旬頃である。
モウソウチクは地面に少しだけ先が出た頃のタケノコを採取(筍掘り)するが、
マダケは人の背丈ほども伸びたタケノコの先の方の0.5~1mほどの
柔らかいところを採取する。(上写真)
モウソウチクのタケノコの外皮には粗毛がびっしりあるが
マダケにはなくツルツルしているので利用しやすい。
昔はおにぎりやおかず等の包み紙の代用としても利用したものである。
タケノコの生長は極めて早く、漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」から来ている
などの説もあるようだ。
まさに10日もすれば若竹になってしまうのだ。
そして2、3か月もすると立派な竹の姿で枝葉が茂り周辺の日照を阻害する厄介者になる。
この頃の若竹は茎も極めて硬く(木質化)、伐るにはノコギリやナタが必要となる。
b)タケノコを使って竹紙を作る
当グループでは2006年から竹の有効利用の一環として「竹紙」を作ってきた。
原料はまさにタケノコでこれの採取適切時期は「芒種」の頃(6月6日頃)。
もっともタケノコの生長には差があるので、高さ、太さ、硬さが適切なものを
選んで採取するが概ね下の写真のような枝が少し出ている程度までがよい。
竹紙製作の過程は当グループの「竹紙ハンドブック \500」に全て載っている。
下写真が完成した「竹紙」だが、「絵葉書」や「栞」に利用してみると
素朴な和紙の風情がすこぶる良い。
以上 (作成 磯川)
(1) 会場設営
当日は暑くなるのでタープを張り日蔭を作ってこの下で料理を囲むこととした。
そのほか、周辺の草刈り、椅子やテーブル板の配置を行い準備を行った。
今回、新たなお客様が参加するので、
当グループの過去の活動状況を収めた「写真アルバム」や
活動中に制作した「竹紙ハガキ/栞」も展示して紹介することとした。
また、午後の時間に子どもたちに「竹細工」で楽しんでもらうべく
事前製作の「花いれ」と「ダックスフンド」も展示した。
(2)タケノコ(真竹;マダケ)の採取
今年は2月の大雪でタケノコの出現が少し遅いようだったが、
幸いタケノコも順調に出現してくれた。
(3) 今年のタケノコ料理
お椀や箸の食器は青竹で製作した。
採ってきたタケノコの外皮を剥く作業には、
初めての体験であろう子どもたちにも手伝ってもらった。
タケノコの採れたてはえぐみが少なく米のとぎ汁などによる「あく抜き」は必要ないものの、
短時間のお湯による「下茹で」は行った。
以下に当日の料理を記す。
<タケノコカレー>
タケノコ+カレー+みやじ豚肉+ジャガイモ+タマネギ+人参
<タケノコ鍋(竹筒)>
タケノコ+みやじ豚肉+シイタケ+モヤシ+ニンジン
太い竹の鍋に具材を詰め蓋をして竈の直火で煮る
<タケノコ天ぷら>
タケノコ+玉ネギ+天ぷら粉
<タケノコBBQ>
タケノコ、みやじ豚肉(ばら肉)、ジャガイモ、ズッキーニの鉄板焼き(レタス、湘南レッド添え)
<タケノコホイル焼き>
皮付きのままアルミホイルを巻いて竈の「直火」にぶち込んで蒸し焼きする。
その他、岩船産コシヒカリを鍋で炊いて前述の「カレーライス」。
また、「みやじ豚(ロース)」の軽く炙りステーキ。
*みやじ豚とは。:藤沢の養豚家の商標で横浜/湘南周辺では有名なブランド。
肉質が柔らかく適度な脂分がありきわめておいしい。
上写真はパーティ中の一コマである。
(4)竹細工
パーティが盛り上がり午後の竹細工の部の時間が少なくなってしまった。
参加者からの強い希望もあり「竹細工」の指導方々を行った。
作品は細工が容易な「花入れ」を作ったが、
それを手渡すと大いに喜んでくれたものだ。(下写真)
(5)タケノコ(筍)について
a)タケノコの概要
日本の主な竹にはモウソウチク(孟宗竹)、マダケ(マダケ)、ハチク(淡竹)がある。
タケノコが生えてくる時期には差がありモウソウチクは3月~4月頃、
マダケは6月初旬頃である。
モウソウチクは地面に少しだけ先が出た頃のタケノコを採取(筍掘り)するが、
マダケは人の背丈ほども伸びたタケノコの先の方の0.5~1mほどの
柔らかいところを採取する。(上写真)
モウソウチクのタケノコの外皮には粗毛がびっしりあるが
マダケにはなくツルツルしているので利用しやすい。
昔はおにぎりやおかず等の包み紙の代用としても利用したものである。
タケノコの生長は極めて早く、漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」から来ている
などの説もあるようだ。
まさに10日もすれば若竹になってしまうのだ。
そして2、3か月もすると立派な竹の姿で枝葉が茂り周辺の日照を阻害する厄介者になる。
この頃の若竹は茎も極めて硬く(木質化)、伐るにはノコギリやナタが必要となる。
b)タケノコを使って竹紙を作る
当グループでは2006年から竹の有効利用の一環として「竹紙」を作ってきた。
原料はまさにタケノコでこれの採取適切時期は「芒種」の頃(6月6日頃)。
もっともタケノコの生長には差があるので、高さ、太さ、硬さが適切なものを
選んで採取するが概ね下の写真のような枝が少し出ている程度までがよい。
竹紙製作の過程は当グループの「竹紙ハンドブック \500」に全て載っている。
下写真が完成した「竹紙」だが、「絵葉書」や「栞」に利用してみると
素朴な和紙の風情がすこぶる良い。
以上 (作成 磯川)
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