自然と親しむ講座「きのこのひみつ」
最初にきのこの基礎的な説明をしてから、
フィールド内を探索しました。
やはり乾燥した日が長かったためか、
きのこの数は少なかったですが、
テングタケ科の大型のキノコが
いくつもフレッシュな姿をみせてくれました。
なんでもテングタケは成長が早いので、
このタイミングで姿を現してくれたということのようです。
なんといっても20cm以上の猛毒菌シロオニタケの姿は
感動的ですらありました。
伐採したばかりの切株の切り口に
分解菌が入り込んでいるのをみんなで観ました。
この木はフィールドリーダーの滝澤さんらが先日切り倒したコナラの枯損木です。
年輪とは明らかに違う黒い線で囲まれている中でコナラを
分解途中の菌が菌糸を張り巡らしている最中です。
黒い線は、隣の別種の菌との境目。
ちょうど戦国時代の領地争いが、この木の中で繰り広げられている、
そんなきのこの生き様の一面も紹介することができました。
きのこの採取も見やすい形に伐採をしていただけるのも、
聚が管理する森だからこそできたことです。
午後はきのこの研究者である、きのこ鈴木さんを迎えて、
きのこ同定・説明をいただき、また顕微鏡で胞子や細胞の観察をしました。
参加者はGSを中心に12名。
風がなく暑い中でしたが、最後まで元気にキノコに取り組んでいらっしゃいました。
今回を含め、武蔵野フィールドでのキノコ観察は3年実施しました。
来年は新たな場所での実施を考えています。
講師 グリーンセイバーマスター 高橋まり子、岡本俊彦 ゲスト きのこ鈴木氏
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