ヤブミョウガ抜き取り活動(神代植物公園)
神代植物公園本園の雑木林では、
今後、ボランティアのみなさんの力をお借りして
管理作業を行っていく予定ですが、
今回が最初の活動となりました。
(2018/9/15)
その第一弾となる作業はヤブミョウガ抜き取り作業です。
ヤブミョウガは在来種で、夏に涼やかな白い花を咲かせる山野草ですが、
地下茎をのばして面的に分布を広げ、林床に広がってしまうため、
ある程度の調整が必要です。
タネでも繁殖するため、タネが散布される前に抜き取りをしようというものです。
正門前には雨にもかかわらず、9名の参加者が集まりました。
雑木林に移動し、今回の活動の目的、流れ、注意事項、
簡単な体操をしてから、作業開始となりました。
森の中は、雨のしずくが落ちてきましたが、皆、カッパや長靴で身を固め、
ヤブミョウガをどんどん抜いていきました。
力を入れずにおもしろいように簡単に抜けます。
40分ほど作業をして、きれいになった森のまえで記念撮影。
休憩舎で休憩してから、今度は雑木林の林床に生える山野草を
中心に観察をしながら歩きました。
ヤブランの薄紫色の花がきれいにあちこち咲いていて、
ヤブミョウガを駆除したために、背の低いこれらの花がよく目立つようになりました。
ピンクの花を咲かせているフジカンゾウ、大きな実をつけているウバユリ、
タネが服にくっついて運ばれるイノコヅチなどを観察しました。
また、葉のないラン、マヤランが地面からたくさん出ていました。
これは自分で光合成をせず、菌類から栄養をもらって生きているランの仲間です。
本物のミョウガが生えている場所もあるので、それも見に行きました。
葉の形はよく似ていますが、葉の付き方や花の形は全く違います。
葉の形がミョウガに似ているため、ヤブミョウガという名前がついたのでしょう。
(ツユクサ科ヤブミョウガ)
(キジカクシ科ヤブラン )
30分ほど観察したあと、また休憩舎で振り返りをしました。
面白かった、もう少しやりたかった、雨でもあまり苦にならなかったなどの感想がありました。
次回は2月頃に活動を予定しているということをお伝えし、終了しました。
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