10/28(日)これからはじめる自然観察シリーズ「スケッチで自然観察 種子編」
10/28(日)これからはじめる自然観察シリーズ「スケッチで自然観察 種子編」を行いました。
種子編ということで、4月に新宿御苑で実施した春編に続き、秋の草花や樹木の種子を中心に観察する観察会となりました。
今回は樹木・環境ネットワーク協会で保全活動を行っている町田市の三輪里山フィールドでの開催です。
オリエンテーションでは、種子への理解を深めるために実と種子の違いについてや種子の形と散布様式の関係などについて振り返りました。
そして、まずは三輪里山フィールド内を散策し、スケッチして観察するための種子を探しました。
大収穫!センダン、カラスウリ、クサギ、チヂミザサ、センニンソウ、アメリカセンダングサなどなど。多様な草花があることが伺えます。
お昼をはさんで後半は、採集してきた草花や樹木の種子の中からそれぞれ好きなものを選んでスケッチをします。
秋の木漏れ日の中、みなさん黙々と絵を描き進めます。
最後は、それぞれが絵を描く中で気づいた草花、種子の特徴、不思議について共有しました。
例えば、ヤブツルアズキの3葉のうち、真ん中の葉の形の違いに気づいたり、ウツギの実の観察を通して、付近の葉の鋸歯の存在に気づいたり、それぞれが観察を通して、普段意識してみていなかった部分について焦点をあてることができていたように思います。
種子や葉の形はひとつひとつの形や色が微妙に違っていたり、葉や種子のつき方、茎の節の様子など、普段と違う着眼点で発見した気づきをみんなで話し合いました。
今年度からの企画「スケッチで自然観察」は、4月の春編、10月の種子編とでひとまず終了。
白紙の紙に0から形をつくる、絵を描く視点は、対象の草花をより細部まで細かく見ることに繋がります。
そんなスケッチの視点を通して春と秋の自然を観察でき、とても貴重な経験になりました。
(グリーンセイバー 林 颯太)
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