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2019.02.13

2/3イベント実施報告「ササ刈り活動@神代植物公園」

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神代植物公園本園の雑木林の一部は、ボランティアのみなさんとともに、多様な植物を育てていく場所です。


昨年9月にボランティアのみなさんによる最初の活動、ヤブミョウガ抜き取り作業を行いました。
それに続いて、2月3日(日)に、ササ刈りの作業を行いました。
お子様2人を含め、12人の参加者が集まりました。比較的暖かい日で、寒さは気になりませんでした。

 

 

 

この活動の目的、今日の流れなどのお話の後、雑木林の中を歩いて、これから作業するエリアを確認しました。
カマの使い方の説明の後、2班に分かれてササ刈りに取りかかりました。
ササはアズマネザサと呼ばれ、放っておくと背丈が3mくらいに伸び、林床を隙間なく埋めてしまうため、他の植物が育たなくなります。

昔は、毎年のようにササを刈り込み、それらを火にくべて暖をとったり、畑に敷いたりと生活の中で役立てていたのですが、燃料革命以来に雑木林が放置されてからは、ササは伸びるままになっています。

 

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これを刈ることで、地面まで光が届くようになり、多様な草花がでてきます。
今回実施したエリアはクヌギなどの大きな木を伐採したばかりの場所でしたが、明るくなったので、これからササやほかの草花、小さな木も元気に伸びてくると予想される場所です。

ササはひざ丈くらいの長さに伸びており、作業は、次の雑木林をつくる小さな木を残しながら、少しずつ刈り込まれた面を広げていく要領で進めていきます。
作業が長いかと心配でしたが、実際に始まると、参加者のみなさんも時間を忘れ、すっかり夢中になってササを刈っていました。
お昼休憩は、それぞれで好きな場所で食べてもらい、蕎麦屋に足を運ぶ人たちもいたようです。

 

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午後も1時間程度、ササを刈りました。作業終了後もまだもう少し続けたい様子でしたが、このくらいでやめておくのがちょうどいい加減なのかもしれません。
皆伐エリアのうち、刈り残したエリアがまだ少し残りましたが、最初と比べると、短く刈り込まれた場所が広がっており、達成感を味わうことができました。

作業後、みんなで刈ったエリアを歩き、ササに隠れていた小さな木の苗がいろいろと生えてきているのを確認しました。
エノキ、ホオノキ、ニワトコ、ミズキなどが生えてきていました。

土の中にキノコの菌糸がたくさんあって、それが土の中の落ち葉や枝などを分解して土に返しているお話がありました。
春になれば花が開きそうなクロモジの木も観察しました。森の中にいろいろな生物が関係しあって生きていることを知ると、手入れすることに喜びや意義を感じることができます。
これら陽の光がよく入るようになると、どんな植物が芽吹いてくるか楽しみですね。

 

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春には草花の観察会を予定していることや、来年度も引き続き、ボランティアのみなさんに協力していただきながら、作業する機会をもつことも最後にお伝えし、終了しました。

 

 

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