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2019.06.28

小笠原特集③ 小笠原・父島、母島観察旅行3日目

小笠原・父島、母島自然観察旅行三日目は、朝から小雨が降り続く中(小笠原諸島では恵みの雨だそうです)、 3台のレンタカーに分乗して夜明山道路から長崎展望台へ登りました。

Photo_20190628101401

地中海に似ている乾燥に適した小笠原固有種の

シマイスノキ①、
シャリンバイ②、
黒紫色の実を付けるヒメフトモモ③ などの乾性低木林の中を歩き、

長い三崎の長崎展望台近くに乾燥した岩場や尾根筋に生育する常緑低木樹の
ハウチワノキ④、
香りのない南方系固有種で半寄生のグリーンビャクダン⑤(ハワイのハメハメハ大王の財源)が豊かに生えていました。

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①シマイスノキ

2
②シャリンバイ

3
③ヒメフトモモ

4
④ハウチワノキ

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⑤グリーンビャクダン

夜明山では、戦前に薪炭林として移入され分布拡大したため侵略的外来種として駆除の対象となっているアカギ⑥、
コウモリが実を食べるキバンジャー⑦、
赤褐色の実が残っていた小笠原固有種のオガサワラグミ⑧を見つけた。

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⑥アカギ

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⑦キバンジャー

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⑧オガサワラグミ

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⑨ノネコ駆除カゴ

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⑩アカガシラカラスバトの標示

初寝浦~中央山で、アカガシラカラスバト保護のためのネコ返しのフェンス⑪が希少種のサンクチュアリの周囲に設置されていた。

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⑪ネコ返しのフェンス

熱帯性株立ちのダイサンチク、
固有種のオガサワラモクレイシ⑫、
とげなし(天敵がいない島)で在来種のトキワサルトリイバラ⑬、
ニューカレドニアと同じ祖先のムニンフトモモ、
タコノキのつる性のツルタコ、
葉の縁が波立つムニンイヌグス、
環境による変異が多い赤褐色のアカテツ⑭、
戦時中若芽が食料として利用したノヤシ(若芽がキャベツに似ているのでキャベツヤシとも)、
ムニンナキリスゲ、ヒゲスゲ、クロガヤ、
実がうす甘く「山なし」と言って子どもが食べていた固有種のムニンノキ、
固有種のオガサワラモクマオ、
父島の固有種メヘゴやへゴや
パイオニア種のマルハチ⑮、
アカネ科の固有種オガサワラボチョウジやオガサワラセンニンソウ。

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⑫オガサワラモクレイシ

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⑬トキワサルトリイバラ

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⑭アカテツ

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⑮マルハチ

午後は、小港海岸にてオオハマボウ(八ッ瀬川沿いに自生する常緑小高木でマングローブに似て葉の毛あり)、
ハスノハギリ(葉柄が蓮の葉のように葉身の中につき、黄色または赤色の袋状の苞葉の中に黒く熟す種子が入っている)⑯、
砂浜に生えるグンバイヒルガオ、
テリハハマボウ(花色が一日で黄色から赤色に変化し葉の毛無し)、
砂浜の崖が枕状岩⑰がくっきりと見えた。

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⑯ハスノハギリ

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⑰枕上岩


 山への途中で、ヤギ2頭に出会った。ヤロード(yellow woodがなまり、材や果実や落葉も黄色い固有種)やオーストラリア原産でとげなしのアカシア(葉柄が左右に平たくなり仮葉をなす)⑱ 自然観察が終わるころには雨もあがり、明日の小笠原晴れを望みながら民宿に戻った。

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⑱アカシア

(原田美由紀 執筆)

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