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2019.06.28

小笠原特集⑤ 2019年3月14日(木)晴れ 気温23℃

今日も天気は上々、絶好の観察日和、実質な活動日の最終日だ。

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まずは朝食前の野鳥観察。

宿の近くにある島レモンの木にメジロが次々にやって来る。

レモンの木の花の蜜と果実の香りでメグロも飛んでくるそうだ。

近くにはバナナやマンゴの木があり、野鳥にとっては食欲を誘う環境だ。

民宿つきで朝食を済ませ、レンタカーを借りて皆で沖港に集合し、今日のツアーガイドの梅野さん、坂入さんと挨拶を交わして、さあ出発だ。

まずは桑ノ木山での外来種「アカギ(トウダイグサ科アカギ属)」の駆除現場を歩いた。

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桑ノ木山は、以前はウドノキやシマホルトノキ、オガサワラグワなどの巨木があり、小笠原固有の森だった。

しかし1983年の台風以降アカギの急速な繁茂により、それらの固有種が絶滅に瀕していて、政府機関や地元ボランティアなどでアカギ撲滅を行っている。

しかし現状を見るとまだ多くのアカギが目に付く。

アカギの駆除方法としては、

①単純に伐採する方法
②樹幹の樹皮を剥いて形成層を取り除き徐々に枯らす「巻き枯らし(環状剝皮)」
③樹幹根本近く周囲に穴をあけて、そこに除草剤を注入し枯らす方法

があるとのこと。

アカギは再生力が強く、例えば伐採し玉切りして積んで置いても地面に接していると萌芽するのでシートを敷いたり、伐採面からの萌芽させないために遮光シートで覆ったりしていて、とにかく厄介な樹木である。

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また伐採対象のアカギには赤テープが巻かれていて伐採方法などが書き込まれていた。

アカギ駆除の一方で植林も行われている。

シマホルトノキ、アカテツ、ヤロードの苗木が育てられている。

次にグリーンアノール対策を行っている新夕陽丘・自然再生地区へ移動した。

グリーンアノールはアメリカ合衆国から移入された特定外来生物で体調15~20㎝くらいの緑色のトカゲだ。

母島には1980年に侵入し、チョウ、カミキリムシ、タマムシなどの幼虫を食べ母島固有種の生きものを絶滅させようとしている。

我々の見た現場では、高さ50㎝ほどのフェンスが張りめぐらされて、フェンスには電流が流れ、またフェンス上部は白いフッ素樹脂シートになってグリーンアノールが侵入できないようになっている。

ほかにゴキブリホイホイと同じような赤い箱がフェンスや樹木に着けられていて、この再生地区には5,000個設置されており毎月交換しているそうだ。

捕獲数は、600匹/年で総数に比べると少ないが、地道な努力で駆除を続けている。

この後、昨日予定して行けなかったロース記念館を見学して、沖港から父島、竹芝桟橋へと帰路に就いた。

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(執筆 石塚勉)


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