3/2(木)「町田・三輪里山フィールド」森づくりボランティア活動レポート
2023年3月2日(木)に「町田・三輪里山フィールド」にて森づくりボランティアに参加しました!
3月に入り暖かくなると思いきや、まだ肌寒い印象を受けました。
はじめに行った作業は、根鉢づくりです。
根鉢づくりは、苗木の根を掘り起こし、木炭チップを入れた麻袋に入れ、もう一度埋めるというのが主な流れです。
木炭チップは、無数の孔が微生物の住処となるそうです。ただの炭素源ではないことに驚きました!
苗木の掘り起こしから進めましたが、この作業が簡単そうに思えてかなり難しいのです。
根のみを掘り起こすのではなく、根の周辺の土を残しながら掘り起こさないと、苗木の発達に悪影響を及ぼします。たまたま選んだ苗木の根がとても発達していて、根の先端まで達せずにいました。
根を少し短くし、数人がかりで作業してようやく1つの根鉢となりました。
次に、藁を運ぶ作業を行いました。
藁はさまざまなことに活用できるため、定期的にフィールドに運んでいるそうです。
藁の山です。
午後にはフィールド整備として竹の間伐を行いました。
私ははじめて竹を伐倒する係になりました。竹は中が空洞なこともあり、樹木よりかは簡単な手順で伐倒することができます。
はじめに、竹にロープを掛けます。このロープは樹木同様に、伐倒時に引っ張り、伐倒方向を整えるために使用します。
次に受け口を樹木同様に作っていきます。そして追い口も作ります。
このとき樹木と異なり、ツルと呼ばれる受け口と追い口の間の蝶番となる部分は残さず、高低差を付けて切れ込みを作りました。
竹は中が空洞なので、ある程度切れ込みをつくるとそのまま裂けます。この性質を利用して、このような伐採方法で作業を行いました。
この画像は伐倒が成功した竹の切り株です。斜めになってしまいましたが、それもご愛嬌です。
こちらは伐倒の様子です。思ったよりも竹は長く、倒す方向を考えることに一苦労です。
伐倒した竹です。たくさんありますね。
こうして見ると、竹の色や太さ節の間隔などがそれぞれ違って面白いです。
伐倒予定の竹が残り3本となったころ、「もうすぐ雨が降るから作業中止!」との指示がありました。
そのころ雲行は怪しかったものの、すぐには降りそうではなかったので驚きました。
下山の際、町田・三輪里山フィールドを案内していただきました。
赤いキノコが生えている切り株、萌芽更新が行われた樹木、10年ほど前に苗木だったという木々などさまざまな自然が共存していました。
ちょうどフィールド散策が終わり下山したころに、大粒の雨が降り始めました。
長年作業すると山の天気の変化がわかるそうですが、私にはさっぱりわかりませんでした。まだまだ修行が足りませんね…。
今回の作業は以上で終了です。
気になったことを何度か質問させていただきましたが、その解答以上に深く教えていただけて、知識も得られた貴重な時間でした。
体験したことのないフィールド作業を経験できる 町田・三輪里山フィールドの保全活動に興味を持っていただけた方、ご参加をお待ちしております。
https://www.shu.or.jp/protect/
インターン 小林
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