おぐらの森のキンラン調査 11年の変化
4月28日に千葉おぐらの森でキンランの株数調査を実施しました。
おぐらの森フィールドは、その開始時点(2012年4月)で多くのキンラン・ギンランを見ることができました。それから11年間、毎年キンラン・ギンランの株数を数えています。その推移を紹介します。
2012年4月から法人会員のパラッツオさんと協働で整備する予定でしたが、直前に千葉市の計らいで、フィールド全面に茂っていた2m高のアズマネザサが刈り取られると、5月には新緑の中にキンラン・ギンランが一斉に出現しました。息をのむ景観でした。
以降、2回/月の定例活動では、再び復活を図ろうとするアズマネザサと戦い、シラカシなどの常緑樹の伐採、2019年の台風では倒木や折れた大枝を整理したり、20年頃からナラ枯れ木の処理など、このブログで紹介されているような活動を続けてきました。全体としては明るい雑木林になってきた、というのがみんなの感想です。
それらの活動と、冒頭に紹介したキンラン・ギンランの株数推移とはどのような関係があるのか。よく分からないでいます。
・毎年大きな増減をみせながらも全体としては増加している。これは明るくなったから、といえるのでしょうか。
・2019年の台風でフィールドの半分が水没した。この影響は? キンランの増加は5月、水没は9月。
・明るくなったことで、4~5月すでに野草(特にササ)が大きくなり、キンランは埋没気味、ギンランは明らかに発見が難しくなった。
・3年ごとのピークがあるように見えるのは気のせいか?
毎年、謎は深まります。(報告 川端)
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