8/5(土)定例活動報告 @武蔵野の森
こんにちは!インターン生の荻原です。
厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
8月も毎週多くの活動が行われておりますので、熱中症に十分注意しながら活動していきたいですね。
さて、8月5日(土)に武蔵野の森の活動が行われました!
この日は気温が高く日差しも強かったため、午前のみの作業となりました。
今回の活動は下草刈りと枯枝の処理です。
3人という少人数でしたが元気よく活動をスタートしていきます!
初参加という事で武蔵野の森についてお話してくださいました。
ここにはコナラが多く分布しています。
写真手前の大きなコナラはおよそ樹齢60年、奥に見える細いものは15年ほどだそうです。
コナラは「萌芽更新」と言って切り株から新しい芽を出します。生活の中で伐採したコナラを薪や炭として利用していた時代は、20年ほどのサイクルで伐採をし、上手く循環が起こっていましたが、近年はコミュニティの減少や人手不足によって、こうした循環が途切れてしまい、樹齢を重ねて免疫力が低下したコナラに菌が繁殖してナラ枯れを起こしやすいのだそうです。武蔵野の森でも現在ナラ枯れが深刻化しており、立ち入り禁止区域が広がってしまっています。。
↑これは実際にナラ枯れが起こってしまった木の写真です。
よく見ると無数に小さな穴が開いており、根本付近に木くずが積もっているのが分かりますがこの穴は虫が入りこんでしまった痕跡だそうです。
↑この写真のように樹液が出ているものは、虫が入ってきた穴を修復しようとした跡です。
説明の後、いよいよ作業に取り掛かります!
今回は刈払い機による草刈りと並行して、刈払い機の故障や歩く上での危険に繋がる枯枝を写真のようにできるだけ細かくして積み上げる作業を行いました。
↑こちらはどんぐりから植えて育てたコナラの実生です!この小さな実生が数十年かけて大きな木に成長していくのですね。
日当たりを確保するため絡んでしまっているつるや下草を取り除く作業を行いました。
今回は暑さのため長時間の作業がかないませんでしたが、ナラ枯れの深刻さや解決の難しさを知る貴重な機会でした。
これからも武蔵野の森をはじめ、様々なフィールドでの活動に参加しながら森林保全との向き合い方を学んでいきたいと思います。
武蔵野の森での活動や森づくりへ興味のある方はぜひ樹木・環境ネットワーク協会のHPより活動をチェックしてみてください!
沢山の方のご参加をお待ちしております。
インターン生 荻原
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