12/2(土) 定例活動報告@TAMAZO昆虫の森
こんにちは!インターン生の荻原です。
12/2(土)にTAMAZO昆虫の森フィールドで行われた定例活動に参加してきました!
今年の秋の平均気温は統計開始以来最高を記録したとのニュースもありましたが、ここ昆虫の森では今まさに紅葉した木々を楽しめる季節となりました。
前回初めてこちらに参加した時はあいにくの雨でしたが、今回は快晴でとても作業しやすい気候でした。
はじめに全員でラジオ体操をし、ヒヤリハットを確認します。安全に活動できるようハチに出会った時の注意や身につけるもののチェックをしました。今回は4名の方がCSR活動の一環でいらしたので計9名で作業していきます!
初めての方もいらっしゃったのでまずはリーダーさんを中心にフィールドの全体を案内していただきました!
↓猿猴楓(えんこうかえで)
↓ムラサキシキブの実
↓ヤツデ
↓ヤブラン よく見ると黒い実が一つだけ残っています!
前回は雨だったこともあり、中央の湿地にはほとんど踏み入れることができませんでしたが今回はより広く見ることができました。季節によって観察できる植物が異なるので、まったく違うフィールドのように感じてとても面白かったです!
比較のために前回の写真の一部を載せておきます。
↑以上の2枚は7月に訪れた時の様子です!私が感じた変化が伝われば幸いです、、
フィールド内ツアーが終わったところでノコギリや手鎌などの道具を持って午前の作業場に向かっていきます。
今回の作業内容としては、午前はフィールドの奥の笹刈り、そして午後は歩道の整備でした。
道具の扱い方を説明していただき、各自距離をとって作業を進めていきます。
昆虫の森に多く生息するのが乾燥に強いアズマネザサという笹だそうです。
放置すると下の写真のように生い茂り、その上からツル植物が覆ってしまうことで地面まで日光が届かず植生を壊してしまう危険性があるのだとか。
実生や他の植物に影響しなさそうな部分は残しつつ、風の通り道ができるように刈り進めていきます。
また刈り取った笹は小さく折りたたんで結びお団子のようにしておくと土に早く還りやすくなるそうです!(写真を撮り忘れてしまいました、、これが後でまた活躍します!)
休憩を挟みつつ1時間半ほど作業した結果がこちら!
かなり空間が開けたのが伝わるでしょうか?近くで見てみると木漏れ日も確認でき、地面まで日光が届くようになっていました。
一度ここで作業を中断し、休憩を取りました。
ボランティアを始めた経緯など皆さんとお話をしながら昼食をいただきました!
午後は予定通り歩道の整備をしていきます。
ナラ枯れなどで倒れてしまった木をチェンソーで切り分け、道の境界線上に配置していきます。
配置する前に鍬で土が見えるくらい地面を掘り返し、配置後午前に作った笹のお団子や木の枝などで隙間を埋めていくことで土との接地面が増え土に還りやすくなるのだそうです!鍬で掘り起こす人、ノコギリで周りの笹を刈っていく人、木を配置していく人など分担して可能な限り作業を進めます。
初参加の皆さんも午前中と比べてノコギリの扱いに慣れてきたようで、太い枝を落としている様子も見られました!
下の写真の場所には作業開始時倒木が転がっていたり、笹があちこちに生えていたりしていて歩きづらかったのですが、歩きやすい歩道になりました。
午後も1時間半ほど作業をし、今回の活動を終えました!
少しハードな内容ではありましたが、とても達成感を感じられる活動でした。
参加者の方々からも、「自分たちの頑張りが目に見えてわかって楽しかった」、「笹を刈ったり、ノコギリで枝を落とすのはストレス発散になって気持ちが良かった」などとおっしゃっていただけました!
昆虫の森フィールドは普段は入ることのできないエリアで自然に囲まれながら活動ができるのが魅力の一つだと思います。
駅からのアクセスも良く参加しやすいフィールドですので、初めての方にもおすすめです!保全活動に少しでも興味がありましたら、樹木・環境ネットワーク協会のHPから是非フィールド活動に参加してみてください!
インターン生 荻原
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