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2024.01.15

1/14(日) 定例活動報告@嵐山ふれあいの森

こんにちは!インターン生の荻原です。
本年もよろしくお願いいたします。

1/14に行われた嵐山ふれあいの森での定例活動に参加してきました!
こちらのフィールドは10月末に引き続き2回目の参加です。足元には霜柱の姿も見られ、冬の寒さと澄んだ空気を感じることのできた1日でした。

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今回は尾根に広がるヒノキの間伐とキンラン・ギンランの保護柵の設置、斜面の林道整備を総勢6名で行いました!
まずは作業の前に林内の様子を全員で歩いて観察しに行きます。

下の写真は前回参加時に伐採したスギです!
11月から12月の活動にかけて皮を剥いで乾燥させているのだそうです。前回目の当たりにした迫力や、丸太運びの筋肉痛が思い出され、とても懐かしい気持ちになりました。

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樹高が高い木が多く林内に日光が入りづらいため黄色の矢印のスギを倒すのだそうです。
重心がどちらにあるのか、どのような方向に倒すのか、倒れた時どの部分まで影響するのかなど話し合っていました。この活動は次回ということなので、ご興味がありましたら是非いらしてください!

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その他林内で危険だと思われる箇所、今後すべきことなどを確認していきます。
下の写真では傾いた木が蔓性の植物を介して反対側の木とつながってしまっています。

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また冬ならではの植物の様子も観察できました!
下の写真の赤い実はヤブコウジで別名十両と呼ばれ、万両の仲間だそうです。小さくて可愛らしいです♪

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今度はこちらの青い実!ジャノヒゲの実で種皮を剥くと半透明の白い種子が出てきますがこれは「スーパーボール」と呼ばれ子どもたちの遊び道具になっているのだそうです。

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観察会が終わりついに今回の作業場にやってきました。
午前は密集したヒノキの間伐と倒木処理を行います。密集してしまうことで競争率が上がり全体的に細くなってしまっています。
かかり木にならないよう、木を選び、刃を入れる角度を決め、ロープで倒す方向を調整しながら同じ方向へと倒していきます!

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チェンソーでの伐倒の基本的な方法として「追い口切り」というものがあるそうです。この方法では木を倒したい方向に受け口を作り、その反対側から追い口作りを伐倒しますが、その際に「ツル」と呼ばれる刃を入れない部分を作ることが大事なのだそうです。ツルが支点となって木が倒れていくので、倒れる際の木の制御をできるのだそうです。切り株が段差のできた形になるのはこのような理由からなんですね!

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午前中には4本のヒノキを伐倒しましたが、すべて狙い通りの位置に倒すことができました!
メンバーの皆さんの技術に脱帽です。

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輪切りと枝の処理を行い午前の作業は終了です!

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↓カマキリの卵が!かなり高い位置にある葉についていたので驚きました。

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昼食をとった後、午後の作業の前に二ノ宮山の展望台に連れて行っていただきました!
とても天気が良く、浅間山をはじめ草津白根山や谷川岳まで目視することができました。また展望台には望遠鏡もあり浅間山をくっきりと見ることができました!

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一緒にいらした皆さんもとても楽しんでいます♪

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ずっと展望台にいたい気持ちは山々でしたが、戻って午後の作業に取り掛かります!

午後は林道整備と柵づくりの二手に分かれ、私は柵を担当しました。
キンラン、ギンランを保護するために下の写真のような柵を作ります!
今回は道具の関係で材を集めて鉈で先を尖らせ杭を作り、位置を決めて仮打ちするところまで行いました。

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一方で林道整備チームは急斜面となっている場所に階段を設置してくださいました!
登り降りが大変だった道が歩きやすくなって感激です!
作業の帰りには感謝を込めて歩かせていただきました...

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これにて午後の作業は終了です!

前回に引き続きメンバーの皆さんと交流し、体を動かしながら、植物や樹木、そして森との向き合い方を学ぶ時間は満足感と達成感を両方味わえる贅沢な時間でした。ご参加くださった皆さまありがとうございました。このブログを通して、私の感動が少しでも伝われば幸いです。

先述の通り次回の嵐山フィールドでの活動はスギの伐木ということでしたので、伐倒の現場を見たことがないという方も、またあの迫力を感じたいという私のような方も是非樹木・環境ネットワーク協会HPよりお申し込みください!


インターン生 荻原

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◎嵐山ふれあいの森(埼玉)」カテゴリの記事

コメント

活動内容に加え、所々に説明や感想を入れ込み凄く読みやすかったです。
感心しました。

盛りだくさんの情報を的確に、簡潔に、綺麗に作成してくれて、ありがとうございます。展望台の望遠鏡から移した浅間山の写真にはビックリしました。この様に撮れるのですね。
また、キンラン、ギンランが咲く頃に是非来てください。

フィールドや活動の様子、作業の手順とその理由等がとても分かり易く書かれており、効果的な写真と素敵な感情表現もその場の雰囲気をより鮮やかに伝えています。当日の積極的な作業参加とすてきなブログを書いていただきありがとうございました。

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