7/6 定例活動報告
今回は、TAMAZOの中でも「昆虫の森」という、一般の方へは未公開のエリアを整備します。
場所は、動物園の敷地の南側の山を越えた斜面にある、都立七生公園のなかです。
この活動がなければ知らなかった場所。ゲートをくぐるのもわくわくします。
ヘルメットをかぶり、安全対策をしっかり行って作業場所に向かいます。
身長を超える笹や竹が生い茂っていますね。
今回作業に使う道具はこちら。
左から、ナタノコ、のこぎり、選定ハサミです。
ナタノコが聞きなれないかと思いますが、ナタにギザギザの刃がついたもので、寄せ集めた草木を、手のスナップで刈っていきます。
さて、本日の作業場所に到着しました。
先ほどの身長を超える笹の壁をしたから見上げた様子です。
春にも刈っているため、約3カ月でこれほどまで成長します。
これを「高刈り」と呼ばれる方法で刈っていきます。
雑草は根本付近で刈ると、生命力により反発し、より太い根が張り茎の成長も大きくなってしまいます。
そのため、膝くらいの高さで刈るようにすることを高刈りといいます。
また、草の高さを維持することで土に日光が当たらなくなり、乾きづらいよい土壌となります。
午前中の活動が終わりました。
写真は、周囲を高刈りし、太い雑草の少ないところを低くして、空気の通り道を作った様子です。
中央部の地面が見えるほど笹の量が減ったのが分かります。
午後は気温上昇のため、作業を見送りました。
山に入るには安全第一ですからね。
作業中、こんな木を見つけました。
これは、何かしらの原因で木の表皮がはがれてしまったものを、樹液などを出して層を作り、虫や細菌による病気から身を守っている様子です。
樹木には自己免疫力がありますが、土壌がよく元気でいないと、修復せずに枯れてしまいます。
したがって、木にとっては土壌がとても大切で、下草を刈ることが木の成長を守ることだということを実感しました。
このブログを読んでご興味持っていただけましたら、ぜひ活動に参加してみてください!
インターン生 酒井
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