9/28(土) 植物&昆虫調査@TAMAZOライオンの森
こんにちは!インターン生の酒井です。
9/28(土)にTAMAZOライオンの森フィールドにて植物&昆虫調査を行いました。
夏の暑さも収まり、秋の風を感じて過ごしやすい時期になったことを実感します。
今年から始めた取り組みで、春と秋の年2回、多摩動物公園内のライオン展示エリア近くにある山の調査を行っています。
この活動は、長年整備しているライオンの森の植生等を観測し、活動の成果やさらなる活動内容の模索をするためのデータ収集のために行われました。
今回参加した方は、皆さん一度は山林整備活動があり、「植物と昆虫の関係を整理したい」や「植物のことをもっと知りたい」という方にお集まりいただきました。
集まったらまずKY活動を済ませ、植物班と昆虫班で分かれます。
私はまず植物班で回りました。
調査は、見つけたものを紙に書き出して、エリアにいた種類を記録します。
調査を先導するのは、樹木環境ネットワーク協会で長年活動するの中西さん。
森を回りながら、絶え間なく植物の名前と特徴を教えてくれます。
これは、猫じゃらしでおなじみの「エノコログサ」。
種類によって色が変わるそうです。
どんどん奥に入っていきます。
普段は未公開の場所なので、鬱蒼と草木が生い茂っています。
明るく開けたところで休憩がてら雑談中。特徴的な蝶が飛んでいたようです。
上を見上げると、虫食いの木の葉。
こんなに食べつくされてしまうほど、この森には昆虫がいます。
午後からは昆虫班に合流。
もっと奥地へ進んでいきます。
昆虫も植物と同じく、飛んでいるものの名前を順に記入します。
時には虫網でとってじっくり観察することも。
アオマツムシ
オオカマキリ
童心に戻って虫取りしているみたいで楽しかったです。
先ほどの日の当たる広場では変わった蝶が見つかりました。
網の中で見えにくいですが、スジグロシロチョウという蝶です。
この蝶は鱗粉が特殊で、レモンの香りがします。
鼻を近づけただけでいい香りがして、驚きました。
昆虫班の一日の成果です。
見つけた場所にその昆虫の名前を記入しました。
最後は書ききれないくらいになり、書くのも一苦労だったそう。
特に中央のAエリアは所狭しと昆虫の名前が詰まっています。
こうして、1日かけてライオンの森と植物&昆虫調査が終わりました。
図鑑や教科書で見るよりも、体験することで得る学びはより理解が深まります。
日の当たる場所当たらない場所での植生が異なるのが見られたり、特定の昆虫しかつかない植物はその昆虫に食べ荒らされたり。
幼虫から成虫になって食べるものが変わると、近くのまた別の植物が食べ荒らされたり。
昆虫は種子や花粉を運ぶ役割だけではなく、もっと密接な存在であることを今回を通して学びました。
さて、活動場所は動物園の中。
帰りは動物園散策が待ってます。
ライオンの森なので、ライオンを撮ってみました。
涼しくなったからか、夏に来た時よりも凛々しい佇まいをしてます。
動物園の中で植物&昆虫から生態系を実感できるライオンの森。
ご興味を持っていただけましたら、ぜひ活動に参加してみてください。
皆さまのご参加、お待ちしてます!
インターン生 酒井
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