11/16 イベントレポート「プロントコーポレーション&日本環境教育フォーラム(JEEF)未来につなぐ森づくりプロジェクト」

こんにちは！アルバイトの荻原です。

今回は11月16日(土)に三輪里山フィールドにて開催された、「プロントコーポレーション&日本環境教育フォーラム(JEEF)未来につなぐ森づくりプロジェクト」のレポートです。

このプロジェクトは(株)プロントコーポレーションのCSR活動として、日本環境教育フォーラム(JEEF)の皆さま、そして日頃より町田の三輪里山フィールドで活動をされている当協会のボランティアの方々のご協力のもと行われました。プロントコーポレーションからはお子さまも合わせて計21名がご参加くださり、賑やかな雰囲気で活動ができました。


当日は秋らしい涼しさで作業に最適な環境の中、

①フィールド散策

②森林整備体験

③クラフトワーク

の3本立てで進められました。


オリエンテーションではリーダー・スタッフの紹介や注意事項の共有を行い、その後三輪里山フィールドリーダーの広瀬さんより、フィールドについての説明をしていただきました。
60年以上前は里山林として人々の生活を支える森であったこと、エネルギー革命以降、森の利用が減ったことで荒廃した森となってしまったこと、現在は樹木・環境ネットワーク協会のボランティアの方々によっておよそ9haの緑地帯の保全を推進しているものの、ナラ枯れや竹藪の広がりなど課題が多く残っていることなど、フィールドの歴史や課題、整備活動の意義について伺うことができました。

フィールドへの興味も深まったところで、3班に分かれフィールド内の散策を行いました！



人の手の入った森とはどのようなものなのか、放っておくとどうなってしまうのかなど、実際にフィールドの中を歩きながらリーダーさんを中心にお話くださいました。それぞれの班で、その場で沸いた疑問を投げかけたり、植物の種類を聞いたり、普段の活動について質問したりなど会話が弾んでいるようでした。私自身も三輪里山フィールドの一部にしか訪れたことがなかったため、竹薮の侵食や、とても大きな伐木の跡に驚かされました。

続いては、保全活動です。リーダーさんによる伐木の実演が行われ、鉈と鋸による受け口・追い口の作り方、安全についての説明を受けた後、各班に分かれて伐木・枝払い・丸太切りを行います。以前にも企業の活動で伐木の経験があるとのことで皆さん慣れた手つきで作業されていました！



お子さんたちも倒した木を運んだり、枝払いをしたりなど大活躍です！



皆さんの協力により、計5本を伐採することができました。枝払いや丸太切りも
コツを掴んだようでサクサクと進めていきます。
ちなみに、丸太切りした後は運び出して薪として活用するそうです。

これで午前の活動は終了です！


美味しいお昼を食べた後はクラフト体験を行いました。
午後の体験は、竹を使ったコップ・一輪挿し作り、えんぴつストラップ・ブローチ作り、薪割り体験の全3つでした。

竹のクラフトは細いものを使ってお猪口にしたり、切り方を工夫してお皿にしたりと大人ならではの発想でそれぞれ工夫されていたのが目から鱗でした。またえんぴつストラップでもそれぞれの個性が光る作品が出来上がっていました！



そして薪割りは大人気で、皆さんで盛り上げながら楽しくされていました！
体験を1時間弱楽しんだところでプログラムが終了しました。



最後に1日の感想を参加者の皆さんからお聞きしてイベントを締めくくりました。
森に手を入れることの大切さや、森林整備の楽しさ、沢山動いた達成感などそれぞれの気づきを共有していただきました。
プロントコーポレーションの皆さま、積極的なご参加ありがとうございました！また本活動にご協力くださった日本環境教育フォーラムの皆さま、三輪里山フィールドのボランティアの皆さまにも深く感謝申し上げます。

森林整備に興味を持ってくださった方や薪割りをもっとしたいという方がいらっしゃれば、ぜひ三輪里山フィールドや当協会の他フィールドの活動に参加してみてください！

樹木・環境ネットワーク協会  　荻原