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2025年10月

2025.10.15

日比谷公園 自然と親しむ講座シリーズ「樹木の分かりやすい見分け方、伝え方」9月28日

こんにちは!インターン生こうです!

今回9月28日、日比谷公園で自然と親しむ講座シリーズ「樹木の分かりやすい見分け方と伝え方」の講座を開催しました。

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開会式のあと、先生からアイスブレイクとして行われたのは「感性の準備体操」を行いました。まずは目を閉じて深呼吸をして、光や風、そして音を全身で感じ取るところから講座が始まりました。一般的な座学のように説明を聞くだけではなく、自分の感覚を通じで、自然と向き合うことで、自然の息づかいや季節の移ろいを感じる大事な時間✨

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そこから、先生のガイドのもと、20種類ほどの樹木の葉を手に取り、形や手触り、香りの違いを観察しながら、それぞれの個性を発見していきました。単なる知識の学びではなく、「自然と自分がつながる」感覚を呼び覚ます学びのひとときでした。公園の葉っぱの違いをグループごとに観察しました。似ている樹木の葉をグループに分けて、それぞれの違いを見つけ、意見を交換します。
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みんな「この葉っぱ、ちょっとザラザラしてるね!」「いい香り!」「白っぽい」など細かい観察について話しながら、じっくり見つめたり、手で触ってみたり、葉をちぎって香りを確かめたり――体の五感を使って自然と向き合う、楽しくて自然のことを学びのあるひとときでした!正直、私とってもう一度見てもきっと見分けるのは難しいけれど、植物の見分け方って本当に奥が深い学びだなと感じました。

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最後、先生は、世界最大の種子を実際に持ってきて紹介してくださいました。先生西インド洋の島国セーシェル行ったところ日本に持ち帰ったココ・デ・メールのたねです!6c04292a5bb34e4bd437f1324eb14268

公園で同じ植物の緑の中にも、人間のようなよく見るとそれぞれの個性や生命の表情があって、まるで森の中で新しい言葉をひとつひとつ覚えていくような感じですね~いい一日でした!

では、お疲れ様でした!

 

海の森子供レンジャー活動レポート 9月21日

こんにちは!インターン生のこうです!

今日の活動は子供レンジャーに海の森のガイドになるための講習会です。

今回の活動は、子どもたちがただ手を動かすだけではなく、公園そのものに関わり魅力を多くの人に知ってもらうため、美しさや魅力を自分の目で見つけ、子供たち自分の言葉でそれを周りの人たちに伝えられるようになることです!1d94055feaa965a5d438dcde9153e7db

みんなは行く前に、会議室で一緒に海の森公園に対して自分の期待やイメージを書き出しました。まず、みんなでビジターセンターに行って、公園の歴史を学びました。24e310aa6a7ffa3242f9867643863c4c

なんとこの「海の森公園」、昭和48年から62年までのあいだに埋め立てられた、約1,230万トンのごみと建設残土の上にできた公園なんです!
最初聞いたときはびっくり。実際に紹介の見本にみると、足元の土地の歴史の深さまた「えっ、この緑あふれる公園が、もともとごみの山だったの!?」って感じでした。9a40dac45475925349613720d8534d83

海の森公園はごみの山から長い年月を経て森へと生まれ変わった——その時間の重みや、人の努力が伝わってくる場所でしたよねーー!今では、東京23区で一番広い公園になっていて、見渡す限り森と海がつながる景色が広がっています。

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みんなビジターセンターで海の森公園についての歴史の紹介動画を見て、映像に引き込まれながら、公園への理解が深まり、目を輝かせる子どもたちの姿が印象的でした✨

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ビジターセンターの館内には、以前子供レンジャーを訪れた子どもたちの手作り作品も展示されていて、海の森を大切に思う気持ちが、今もそこに息づいているようでした!

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この日は海の森にある東の小山までのルートを回りながら子供たちにどうすれば始めてくる人にも分かりやすく海の森の魅力を伝えられるかということをフィールドレクチャーしました。先生が丁寧に準備してくださった資料を使って、海の森に生える植物や自然の特徴についても詳しく紹介してくださいました。

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海の森公園には、特別なケヤキ「宇宙ケヤキ」が植えられています!この木の種は、以前駒沢オリンピック公園で採取され、その後JAXAの宇宙飛行士によってスペースシャトル「ディスカバリー号」で宇宙へ旅立ちました後、東京都に返還され、苗木として育てられたものが日本の各地へ植樹されましたケヤキです!宇宙を旅した種が、今こうして静かに枝葉を広げていると思うと、なんだか胸が熱くなります。人と自然、そして地球と宇宙がつながっていることを感じられる、とても不思議で素敵な木ですよね!

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みんな一緒に東の小山に登りました!少し疲れたけど、頂上から見える景色は最高✨

では、お疲れ様です!

2025.10.14

八ヶ岳ワーキング活動報告 9月7ー8日

こんにちは!インターン生のこうです。

 

八ヶ岳ワーキング木道改修!を9月6~8日の日程で実施しました。
今回は7〜8日に参加した八ヶ岳ワーキングの体験をお届けします。

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今回宿泊をする場所は「麦草ヒュッテ」です!

この地域は風景が非常に美しい国立公園にある自然保護区ですが、近年では気候変動による気温上昇などの影響もあり、本来であれば環境的に適していないはずの「シカ」が姿をどんどん現し、木の皮を食べてしまうなどの食害が発生しています。さらに、シカは山野草も食べ尽くされ、その跡地にササなどの草が侵入して生態系のバランスが崩れつつ、過去の台風による倒木も、この変化を加速させるとなりました。

一方で、八ケ岳の美しさが知られるようになり、訪れる人々も年々増えています。そのため、人と自然が調和しながら共に存在できるようにするための「木道」の存在がますます重要になっています。

スタッフの方によると、今回修理した木道はすでに十年以上前に設置されたものとのこと!

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木道もうあるんだけど、長年の自然風化や積雪による重みなどで破損が進んでおり、今回の作業この木道の修繕を行うことが目的です!

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今回は麦草峠の茶水池を出発し、八ヶ岳の深い樹林帯で雨池の近くの作業現場まで向かいます!途中のコテージや周囲の風景には、SHUと八ケ岳の方々と長い年月を経てきた森保全活動の歴史が感じられ、自然と人の手が共に歩んできた痕跡が残っていました。

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歩くことおよそ1時間、ようやく視界が開けて雨池に到着しました。

インターネットの説明によると、「
雨池」は名前のとおり、雨が溜まってできる池です。秋になると干上がることもあり、訪れる際は台風シーズンが終わった直後に行くことをおすすめということ。今度もう一度水がある景色が見にいきたいね!

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ここから本格的な作業が始まりました~

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作業中には、森の奥からシカの鳴き声が何度も聞こえ、静かな森に響いていました。

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作業が終わってヒュッテに戻り、夕食がとても美味しく、6時ぐらいから食事の時間には山小屋のオーナーさんとお酒を飲みながら「苔」について語り合いました。オーナーさんはこの地域の苔にとても詳しい専門家で、大学とも共同で研究や普及活動を行っているそうです。知らないことをたくさん教えていただき、とても勉強になりました!

オーナーさんによると、苔の下は岩で、土壌が深くなると木や草が多く生えるため、苔は他の植物と競争するようになるそうです。しかし、北八ヶ岳はまだ若い山で、土が薄いため、苔が生育しやすい環境が保たれているとのことでした。そして八ケ岳には特別な苔が生えています!また、八ケ岳特別な糞ゴケとは、動物の糞や死骸などの腐敗物の上にだけ生える珍しい種類の苔です。北八ヶ岳の森には、カモシカ、テン、オコジョなどの野生動物が生息しており、それらの糞の上に糞ゴケが見つかることが多いです!都会ではなかなか見ることのできないです!

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みんなでオーナーさんの話を聞きながら語り合い、「Yatsugatake Ale」という地ビールを味わいました。このビールは、北八ヶ岳の苔むした地表から黒曜石と氷の地層を浸透た地下水を、標高2127mの麦草ヒュッテで汲み上げ、使用したクラフビールです!自然と人とのつながりを感じられる、とても心温まる夜でした🍺


8日午後帰り前に、麦草峠の周辺を歩いていると、いくつかの野生の果実や植物を見つけました。どれも味や香りがとても個性的で、北八ヶ岳の自然の豊かさを改めて感じる瞬間でした!

これはコケモモです!
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実を食べると酸味が強く、そのままでは少しすっぱいのですが、ジャムやジュースにして楽しむことが多いそうです。今回宿泊をする「麦草ヒュッテ」もコケモモジュースが販売しています!

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これはシラタマノキです!

 口に入れるとほんのり甘くて美味しいのですが、サロンパスのような独特の香りがします。この香りは「メチルサリチル酸メチル」という成分によるもので、自然の中で感じるととても不思議な味です!

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これはハクサンフウロという名前の可愛らしいピンク色の花です。季節も終わりに近い時期でしたが、まだ花が残っております。

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最後、今回のフィードは林業の仕事って大変そうだなとは思ってたけど、実際にやってみたら本当に想像以上でした!
ちょっと大変だったけど、森の中を抜けるたびに景色が変わって、まるで八ヶ岳に迎えられているような気分。「やっと着いた!」と思った瞬間に作業が始まって、疲れよりも、自然の中で体を動かす楽しさのほうが勝っていた。

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最初は私古い釘がどうしても抜けなくて、木材も重すぎて全然持ち上がらなかった。でも、みんなで声をかけ合いながら少しずつ進めていくうちに、だんだんコツがわかってきて楽しくなってきた!

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釘を打つときも、ハンマーを振り上げた瞬間から全身が「もうムリ!」って叫んでる感じでしたが、初めての作業だったから、一本打つたびにめちゃくちゃ集中しないといけなくて、それでも曲がったり、なかなか上手くいかなかったり。

ちょっと作業しただけで手が痛くなって、帰り道に山を越える頃には腕がパンパン!

でも、不思議とつらさよりも「やりきった!」っていう達成感のほうが大きくて、今でも思い出すと笑顔になっちゃう経験でした。

 

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そして、世の中で何年でも環境活動ため現場で黙々と作業を続けてきた人たちを、本当に心の底から尊敬するようになりました。社会でいろいろな仕事は見た目は簡単そうに見えることでも、実際は経験と根気の積み重ねなんだなって、身にしみて感じでした。
作業は大変だったけど、自然の中で体を動かしながら学べたこの経験は本当に有意義で、自分もその一員として関われたことを心から誇りに思います。

木道を直すという小さな作業の中にも、「自然と共に生きる」という大きな意味があり、一人ひとり自分できることから行動が環境を守り、次の世代へとつながる社会の力になるのだと感じた。自分の手で自然保護の一端を担えたことに、深い達成感と温かい喜びを覚えた八ケ岳だった!

お疲れ様でした!

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