第1回 連載を始めるにあたって
こんにちは。この度、理事長に就任しました駒澤大学の清水です。今回からこの場をお借りして、連載コラムを始めることになりました。毎回はきついので、2回に1回くらいの頻度になることをご了解ください。
私の専門分野は植物生態学。この40年間、小笠原をフィールドに植物・植生の研究を続けてきました。小笠原は“東洋のガラパゴス”とも呼ばれますが、そのつながりで1994年、95年には本家のガラパゴスでも調査を行いました。そんなわけでタイトルの「2つのガラパゴス」とは、小笠原とガラパゴスのことを指します。
来年2018年は、たまたま日本とエクアドル(ガラパゴスの属する南米の国)が国交を樹立して100周年、小笠原が米軍統治から返還されて50周年を迎える節目の年となります。この機会に小笠原とガラパゴスの絆を深めようという計画も進行しています。
そこで、本コラムでは、2つのガラパゴスを比較しながら、自然の特徴や自然保護の取り組みなどを紹介していきたいと思います。グリーンセイバー検定で学ぶ生物分類、地理、進化、生態系、植生遷移などの基礎知識も盛り込みながら解説しますので、皆さんの学習を深めるのに少しでも役立てば幸いです。
では、次回、そもそもなぜ小笠原が東洋の“ガラパゴス”なのかというところから始めましょう。
(初出:2017年9月15日)



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