2025年7月13日に「町田・三輪里山フィールド」報告 コウ
初めまして、インターン生のこうです。
2025年7月13日に「町田・三輪里山フィールド」に参加しました!
お昼に到着したときには、すでに午前中の活動は終了しており、約1時間以上待つことになりました。少し残念ではありましたが、その分、周囲の風景や雰囲気をじっくりと味わうことができました。
かつては朝5時40分の電車に乗って環境保全活動に通っていたとい80歳リーダーの方、千葉から通っていたと聞き、年齢を超えて自然と向き合い続ける熱意に心を打たれました。
そして何より、今回午後からリーダーの広瀬さんの丁寧なご案内のおかげで、貴重な体験をさせていただくことができ、心から感謝しています。 初めての場所でも安心して参加でき、里山への理解がより深まりました。
入口近くでは遊歩道の修理が行われ、里山から出た間伐材が運ばれて、これらの木材は「ベンチサークル」として再利用され、人々が円になって語り単なる座る場所ではなく、「円になって座る」という形そのものが、協働や対話を自然に促す配置であり、昔に火を囲んで語り合っていた人類の記憶ともつながる、深い意味をもつ場と思い起こさせられました。
この場所は神奈川と東京のちょうど境にあります。
木々は多様で、幼木・若木・成木のバランスがとても良く、竹も混ざりながら緩やかに交差して伸びていました。同じ時期に植えた樹でも成長は様々です。最近では、地域への貢献と環境意識の高まりから、企業がこのような里山で植樹活動を行うケースも増えているそうと聞きました。それは単なるCSRにとどまらず、この土地の自然と、それを支える人々への温かなまなざしを感じさせる取り組みだと感じました。
周辺の小学校から三輪小学校の児童たちが来ており、「平成の森」で植樹体験が行われていたそうです。また、山だけでなく畑でも活動が行われており、小学生たちが育てたトマトなどの野菜もあるそうです。
今回は江戸時代から受け継がれてきた「めかい籠」を黙々と編んでいる方に出会いました。かつては竹籠に炭を入れて運ぶのが当たり前だった時代。しかし流通や暮らしが変わる中で、その文化も徐々に姿を消しつつあります。それでもなお、その技術を守ろうとする手仕事の姿に、深い敬意と感動を覚えました。
山の中では、ふと足元に「カンアオイ」の葉が顔を出していました。これは、江戸時代徳川家の家紋「三つ葉葵」の由来にもなった植物、この土地の歴史や文化を静かに物語っているようでした。便利さに囲まれた現代に生きる私でも、自然の中に身を置くことで、遠い江戸の記憶と確かにつながることができる――そんな不思議な感覚に包まれたひとときでした。
現在、日本各地で「放置竹林」が問題となっており、生態系の乱れや山林の荒廃を引き起こす要因として懸念されています。
竹の葉は腐りにくく、かつては燃料として重宝されていたものの、電気やガスの普及により放置される竹林が増えています。しかしこの地域では、竹を山に還すように丁寧に管理されており、伐採して倒したまま自然の中に置くことで、土に還す取り組みが行われています。また、「落ち葉ステーション」では他の落ち葉も一緒に集めて堆肥として再利用されており、自然の循環を活かした里山管理が丁寧に進められていました。
最後の帰り道、美しい「タマムシ」に出会いました。平安時代にはその羽が漆器の装飾に使われたとも言われる、極めて希少な昆虫です。
一瞬のきらめきの中に、千年の時を超えて受け継がれてきた日本の自然美と文化の重みを感じました。
里山保全活動は、高齢化や人手不足、経済的負担など多くの課題を抱えています。それでも、猛暑の中、汗を流しながら手を動かす人々の姿を見て、「この里山は、たくさんの思いで守られている」と心から感じました。
人と自然が共に生き、時間を越えてつながる場所――そこには、ただ守られているだけではない「いのちの循環」と「文化の継承」が息づいていました。
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