2025年9月5日(金)~9月7日(日)八ヶ岳フィールドでの活動 齊藤
みなさん、こんにちは!インターン生の齊藤です。
今回は、長野県茅野市の八ヶ岳フィールドでのボランティア活動に参加してきました。
古い木道の架け替え、雨池への新ルートづくりを行いました。
まずは、この今回作業行う「北八ヶ岳」についての軽い紹介から。
今回宿泊をする「麦草ヒュッテ」および、八ヶ岳の要所には車でアクセスがしやすいよう「メルヘン街道」という俗に言うビーナスラインがあるのですが、それの敷設、開発に伴って北八ヶ岳の生態系に対して悪影響が出てしまいました。そして、このことがきっかけではないが「問題点」というのをずばりまとめると…
①温暖化の影響なのか「鹿」が現れ、木の皮を食べてしまう「食害」(大きい岩が多く、環境的には適していないはずなのだが…)
②山野草も食べられてしまい、その場所にササといった草が侵入(過去の台風も影響、倒木も発生)
③それに伴う、生態系の変化(最初の通り)
④人が歩いた影響でウリでもある「苔」がダメージを受け、「裸地」が広がってしまう。
などなどです。
では何が生態系回復に伴って何が大切になってくるのかというとずばり「苔」です。
岩の上などに木は生えることが基本できませんが、岩の上にある苔には根付くことが出来る、すなわち、多くの植物が芽生える、これまでの「サイクル」が少しづつ戻る。といったからくりがあるわけです。
そのために、苔を守りつつも、登山者さんにとっても快適で安全に八ヶ岳を登れるもの、それが「木道」です。
そして、その木道が雪の重みなどで壊れたり、崩れてしまったので直すというのが今回のお仕事です。
ここで一旦お昼ごはん。
まず、初日は下見ついでに次の日の作業のためになるべく板材を移動させた、だけなのですが天気が悪く、非常に大変でした。
主にこの三点
①雨で視界が悪い
②木道がとても滑る
③板材が重い です。
麦草ヒュッテ(宿泊場所)から現場に行くのにも時間がかかるので、体力も持っていかれます。(当然上り下りが激しいですし、足元もぬかるんでます)
雨水を防ぐためのウェアも若干動きにくいですし、熱もこもってしまいます。
ですが、次の日の作業がグッと楽になったので、そこは良かったです!(初日の後半はちょっとずつ晴れました)
古くなった木道↓
運んだ木材と当日の天気↓


作業が終わってヒュッテに戻り、ひと段落する前に「白駒池」に連れて行って頂きました!
写真では分かりにくいですが、底がくっきりと見えるほどに水が澄んでいて綺麗でした。
また、ここに至るまでの道は雨池方面(今回の作業場所)と比べてとても綺麗に整備されていました。
空気も美味しく感じます。ぜひ訪れてみてください!!
白駒池に続く道とその池↓
お風呂に入り、晩御飯を頂きます。特に美味しかったのは写真左上のなすのお浸し。
晩御飯を食べた後は外に出て星を眺めました。
自分が住んでいるあたりではここまで綺麗な星を見れないことや、憧れていたこともあってとても嬉しかったです。
午前中は苦しめられましたが、こればかりは台風のおかげとも言えます。
はやめに寝て明日に備えます。
二日目はとても良い天気でした。
周囲を少しお散歩してから朝食を頂きます。
空気が澄んでます。

出発していきます。
今日は作業場所に向かう前に少し「地獄谷」に寄り道しました。
こちらが「ヒカリゴケ」です。とても綺麗でした。(原糸体の時にしか光りません)
現場着。軽い道具のレクチャー、やることのミーティングを行います。
二日目は、古くなった木道の解体をしつつ、使えそうな部分はうまく使い、新しい木道を仕上げていくといったことを行いました。
では、作業開始!!
昔作成した物(仮に鳥居型とします)は雪の重みの影響をもろに受けやすく、メンテナンスもしにくいといった欠点があったので、今回は枕木を置き、その上に木を渡すというシンプルな構造にします。
古くなった木道はこんな感じ。
古くなった釘を抜くのが何よりも大変で根気と体力が必要です。
力点、支点、作用点といったテコの原理を活かすために解体する順番を考えつつ、効率的に作業を進めていきます。
雨池の風景を楽しみつつ、昼食にします。水辺ということもあり、トンボがたくさん飛んでいました!
作業再開。
木道の解体作業はあらかた済んだので、その下の支え(杭)を引っこ抜き、枕木として並べ、新しい木道の軽いレイアウトを考えていきます。
そして場所が決まったら…釘を打ち込んでいきます!!
まっすぐ打つのが結構難しく、時間がかかってしまいましたが、うまく打てた時は爽快です!
そして、より固定、雨での流され防止策としてかすがいも打ち込んでいきます。八の字型に打つのがポイントです。
杭を抜いて枕木に・・
道を敷いて・・固定!!
そして、本日はここまで!!(右の写真、右部分に古い木道がありました)
二日目の晩御飯はこんな感じ。
星は曇っていて見えませんでした。
軽い雑談をし、消灯時間も近づいてきたので床につきます。
三日目!!最終日もいい天気でした。
またもや周辺を散歩してから、朝食を頂きます。
三日目は二日目の続きで、終わっていなかった箇所の解体、そして組み立てを行っていきます。
←取り壊して こんな感じ!!→
昨日と同じ要領で道を敷いていきます
また、入り口部分の木道もボロボロになっていたので、特に損傷が激しい箇所を時間が許すかぎり、直していきます。
ヒュッテに戻って昼食を頂きます!
コケモモジュース。すこし酸っぱくて、甘い。
最後の最後、こちらはヒュッテの裏手に生えていた植物で、さっきの「コケモモ」と「シラタマノキ」の実になります。
特に、シラタマノキの実が面白く、味がまさしく「湿布」です。皆さんにも是非食べてみてほしいです。
高山植物ということで貴重な体験でした。
まとめとしまして、前回と引き続き、現場での作業は大変であるということ、そして、自然の豊かさ・美しさをこれまで以上に体感することができた機会だったように思います。
加えて、美しい自然を取り戻す、維持するのは大変だが、やりがいのあることであり、将来的なことも含めてとても価値があるものだと感じることが出来ました。
(社会問題解決の面や、後の世代にも感動してもらうためなど)
ボランティアに参加し始めたきっかけは些細なものでしたが、こうした分野に一歩を踏み出してよかったように感じます。
すべての人に自然環境に興味を持ってもらい、保護のための行動をしてもらう、活動に参加してもらう、といったことは難しいですが、自分のできる範囲で、自身を持って行動を起こすことが大切なように感じます。
以上!!今回はここまで。お疲れさまでした。
おまけ 思い出の写真






























































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